介護職員の中には、介護職特有の職業病に悩んでいる方は多いかと思います。ストレスによる体調不良や感染症などが、最も多くの方が悩まされているのは腰や肩などの体の痛みではないでしょうか。初期は軽い痛みでも「少しの腰痛では休みづらいから」と仕事を続けているうちに、症状が悪化してヘルニアになってしまう……なんてことも。
腰痛が悪化し、介護の仕事を続けることが難しく、仕事を辞めようかと悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。 今回はヘルニアになってしまった場合にどのようにしたらよいのかご紹介していきます。
腰痛の悪化を防ぐ
痛みが出たらまずは整形外科などを受診し、治療を受けましょう。ヘルニアは手術をする場合もありますが、ほとんどの場合注射や薬、リハビリといった治療を行います。また、腰に負担が大きい入浴介護や移動補助などの業務を行う時には、コルセットやベルトを着けて腰を補強したり、痛みがひどい時には痛み止めの薬を飲んだりして、なるべくストレスを溜めないための工夫をしましょう。
短い時間でも、仕事の合間を見つけて休息をとることも、腰痛を悪化させないためにとても大切です。介護の仕事は続けたいが、治療しても症状が改善せず、仕事を続けることが難しい場合は、施設に事情を話し一時休職ができるのか相談をしましょう。
周りの理解を得る
腰痛が辛く今の仕事を続けることが難しい場合は、1人で思いつめて辞めてしまうのではなく、上司や管理者に配置転換の相談をしてみましょう。人員など施設の状況にもよりますが、体の負担が少ない業務に変えてもらえることもあります。
自分ができる仕事、負担が大きい仕事を伝え、仕事内容を相談してみましょう。あなたと施設の双方にとって、良い方法で働き続けられる解決方法を探してみる努力をしましょう。
環境・キャリアを変える道もある
しかしヘルニアにまで悪化してしまったという方や、施設からなかなか理解を得られない方は、思い切って環境やキャリアを変える道もあります。
働く環境を変える方法としては、自立されている方が多く重度の方が少ない、ケアハウスやサービス付き高齢者専用住宅などに転職をすることです。軽度な方が多いので、現場での仕事でも体への負担を軽減することができるため、腰痛を持っている方でも働きやすい環境です。
またキャリアを変える方法としては、サービス提供責任者やケアマネジャーの仕事にチャレンジすることです。ケどちらも資格が必要な職種ですが、今までの介護業界の経験や知識を活かすことができ、これまでより良い待遇で働くことができる可能性があります。
まとめ
介護職を仕事にしている多くの方が悩まされている腰痛・ヘルニアですが、痛いと悩み続けるよりも、まずは解決への一歩を踏み出してみてください。少しでも痛みを感じ始めたら病院へ、それでも悪化してしまったら周囲に相談をしてみましょう。同じような悩みを持つ仲間が多い環境だからこそ、理解してくれる人がいるはずです。
また考え方によっては、腰痛やヘルニアになってしまったことで、自分のキャリアを考える良いきっかけにもなります。もし「どうしたら良いのか分からない」、「キャリアアップはしたいけど方法が分からない」場合は、ぜひクリックジョブ介護にご相談ください。介護業界専属の転職エージェントはあなたの悩みや不安に向かい合います!