今かもしれない!介護職の辞め時を見極める6つのタイミング

介護職員の皆さんは、今の職場を辞めたいと思ったことはありますか?人間関係、職場の運営に対する不満など様々な理由で、今の職場を離れる方は多くいらっしゃいます。
しかし仕事を辞めたいと感じていても、職場の人手不足や言い出しにくさ、転職先が決まっていないことを理由に、辞めるという決断を迷っている方が多いのではないでしょうか。

今回は介護職員の辞め時について、環境面・金銭面・金銭面に分けてご紹介します。

環境面

組織体制の変更

組織体制が変更になると、上司・同僚・管理者・業務内容など様々なことが変化します。この変化をきっかけに人間関係・業務に一旦区切りがつくため、辞めやすい時期と言えるでしょう。

パワハラ上司の下についている

職場にパワハラ上司がいることは、仕事を辞めたいと思う原因の1つと言えます。上司からの嫌がらせ・暴言は精神的なダメージが大きく、仕事が手に付かない状態になってしまう可能性もあります。運営側にパワハラ上司に関する相談ができたとしても、運営側も頻繁に組織変更を行うことはできないため、すぐに上司から離れることは難しいでしょう。

 

上司からの圧力に耐えて仕事をすることは、精神的なダメージを及ぼすだけでなく、仕事の効率にも影響が出ます。パワハラ上司のストレスがない環境で、ご自身の力を十分発揮したほうがご自身の成長にも繋がるでしょう。

職員が次々にやめていく

周りの介護職員が次々にやめていくことは、危険サインです。次々と職員が辞めていくため、職場は当然人手不足になります。人手不足になると施設・事業所側は求人募集を行い、新たに人を雇って育てなければなりませんが、非常に手間がかかるため会社側はこれを嫌うのです。

 

辞め時を失い、施設に残されてしまうとしつこく引き止められ、辞めたくても辞められない状況に陥ってしまう可能性があるため注意が必要です。

違法な医療行為の強要

2012年から介護職員にも一部の医療行為が認められるようになりました。医療行為を行えるのは必要な講習を受講した職員のみですが、業務多忙・人手不足を理由に条件を満たしていない介護職員にも医療行為を行わせている職場もあります。

 

なかには上司の指示を断ることができず、医療行為を行った介護職員が書類送検になった事例もあります。ご利用者様も介護職員も危険な状態の職場と言えるので、退職することをおすすめします。

金銭面

生活費3か月分の貯蓄がある

転職先が決まっていない場合、退職すると収入が途絶えます。自己都合退職の場合は、失業給付金をもらえるのは3か月後です。3か月分の生活費の貯蓄があれば、転職活動に集中することができます。退職を迷っている際は、ご自身の貯蓄量を目安にするのもいいかもしれません。

ボーナスをもらった後

賞与を受け取ってから退職を決断するのも選択肢の1つです。ボーナスをもらってから退職するというのは気後れしてしまうという方も多いと思いますが、ボーナスはそれまでの労働の対価であるため、気後れする必要はありません。

 

しかし、退職が決まっている人に対してボーナスを減額する場合やボーナス支給直後に退職することは悪印象を与える場合があるため注意が必要です。このようなことを避け、業務の引き継ぎやご自身の責任をしっかり果たすためにも支給後1ヶ月程度の期間をあけて退職を申し出ることがおすすめです。

 

精神面

人間関係が辛い

介護職の退職理由の1位が人間関係です。人間関係の問題はほぼ解決することができません。一度人間関係が悪くなると修復することは非常に難しいです。休日でも職場の苦手な人が気になって休まらない、などの支障が出ている場合は辞め時と言えます。

 

人間関係を解決する方法に人事異動・組織変更が挙げられますが、これはすぐに期待できるものではないですし、上司に相談したからといって必ず通るものでもありません。人間関係で悩んでいる方は、新たな職場を探すことも1つの手です。

 

自分の成長がとまっている

いつも同じ業務の繰り返しで、物足りなさを感じていませんか?1年前のご自身と比較して介護技術に全く成長が感じられない場合は、辞め時と言えるでしょう。周囲の人たちが業務を通して自分の能力や価値を高めているにも関わらず、成長の機会を逃してしまっていることは非常にもったいないことです。

 

このままの環境で働き続け、年齢を重ねてから転職をしようと思っても、年齢に対する介護技術や経験値の低さに転職も難しくなってしまいます。転職してご自身が成長できる環境でステップアップするタイミングにきていると言えるでしょう。

私生活・健康に悪影響が出ている

出勤前・退勤後・休日などでも次の出勤や職場の苦手な人のことが頭から離れなくて気が休まらない、友人や恋人・家族に業務や職場の愚痴ばかりこぼしてしまう、仕事のストレスが原因で食欲がない、眠れない、蕁麻疹が出るなど、身体的にも精神的にも問題が出ている場合は退職を決断するサインと言えるでしょう。憂鬱な気持ちで業務にあたっていてもご自身の力を発揮することはできません。自分が最大限活躍できる職場に変えることも賢い選択の1つです。

 

介護職員は、ご利用者様との関係もあり退職するのをためらってしまう方も少なくありません。しかし、大きなストレスを感じながら仕事を続けることは心身の健康に悪影響を及ぼすことにつながります。就業規則に従って退職を申し出て、引き継ぎが十分に行える期間をとれば、退職を無責任とみなされることはありません。
ご自身の心身の健康を最優先に考えて、辞め時を考慮しましょう。

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