日本が高齢化社会に突入してそろそろ50年。その途中の2007年には高齢化率が21%を超えて超高齢社会に突入していたのをご存じでしょうか。3人に1人が高齢者になりつつある日本の環境では、介護福祉士など介護に従事する人材が欠かせません。
そんな介護福祉士の求人の特徴について、今回はまとめてご紹介します。
目次
そもそも介護福祉士とは
介護福祉士とは、実際に介護の現場に従事する人のこと。実際にケアマネージャーが立てた計画に沿って介護を行います。実際に行うのは食事・排泄・着替えなどの生活周りの介護、炊事洗濯掃除などの家事を代わりに行うなどがメインです。その他、ご本人と家族を含めて相談に乗ることも仕事の範疇です。
参考:厚生労働省HP『2019年度介護報酬改定について』
介護福祉士の求人について
介護福祉士の求人については、主に介護老人保健施設や高齢者向け施設、病院のリハビリ病棟、介護付き有料老人ホームなど、さまざまあります。その中で具体的に仕事内容はどうなっているのでしょうか。
仕事の内容は?
ホームなど、介護者が居住しているところで働いている場合は朝食から夕食まで、自分のシフトによって異なりますが、食事の介助、入浴や排泄の介助、施設内の清掃、可動域を広げるためのレクリエーションなどを行う、その他は事務処理や介護記録などを作成し、次の時間担当に引き継ぎをして終了します。
介護福祉士は国家資格であり、通常の介護以外に相談に乗る、介護指導を行うなどができます。ゆくゆくはケアマネージャーのように介護計画を立てる役目を目指す方も多いです。ただ、相談などが特にない施設の場合は、無資格のいわゆるヘルパーさんと同じように働くこともあります。では、無資格者に比べて採用には有利なのでしょうか?
採用に有利?
国家資格を持っているわけですから、採用にはとても有利です。法人によっては、介護福祉士の資格を必須にしているところもありますので、よく確認しましょう。
資格手当の分プラスになる
採用が有利になる以外のメリットとしては、基本介護福祉士の資格を持っている場合は資格手当がプラスされるケースがほとんどなので、給与に違いが出ます。介護福祉士の他に介護職員初任者研修という比較的初心者向けの介護資格があるのですが、その資格の場合は手当が上乗せされることはないため、年収ベースで比べると大きな差がつくと予想されます。
介護福祉士のメリット
介護福祉士のメリットとしては、下記の2つがあります。
他の介護職への指導ができる
民間のスクールなどで取得できる介護職員初任者研修などに比べて、国家資格ですから圧倒的な知識量の差があります。介護福祉士は実務経験を経る取得方法の他に、福祉系の高校に入る方法、さらに養成施設に入所して取得する方法の3つがあります。取得できる期間も介護職員初任者研修に比べて長いため、他介護職への指導も可能です。
管理職への道が拓けやすい
介護福祉士は他の介護従事者に比べて豊富な知識と経験を持っているため、マネジメント、介護福祉士の上司として働くことも多いケアマネージャーに近いというのがメリットです。将来的には現場で働くのではなく、マネジメントを行いたい、給与を上げていきたいというふうに考えるのであれば、ケアマネを目指すためにも介護福祉士で必要知識をつけておくことがキャリアにとっても重要になってきます。
現場で働く介護職の中でも圧倒的な知識量を持った存在であるため、手当やキャリアの優遇がある介護福祉士。求人の特徴をよく理解しておき、今後のキャリアに活かしてみてはいかがでしょうか。介護職として長いキャリアを磨いていくならぜひ取得しておきたい資格といえます。利用者さんによりよい介護サービスを受けてもらうためにも、そして自分の仕事により納得感を持つためにもぜひ参考にしてみてください。
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