仕事で悩んでいることで、しばしば挙げられるのが職場の人間関係。特に介護職はチームワークが必要な分、人間関係のトラブルに巻き込まれることが多いようです。
クリックジョブ介護が調査したアンケートによると、介護現場で働く7割の方が職場の人間関係のトラブルに巻き込まれたことがあると答えています。人間関係のトラブルは多くの方が経験しており、他人事ではないのです。
そこで今回は、介護職の人間関係の実態を取り上げ、実際に起こった人間関係のトラブルやその解決方法を紹介していきます。
人間関係の最も多いトラブルとは?
トラブルに巻き込まれた経験のある方々は、実際にどのようなトラブルに巻き込まれたのでしょうか。アンケートの結果、最も多かったトラブルは「スタッフ間の対立」(54件)でした。介護職はチームワークが大切なので、スタッフ間で対立が起きていると仕事にも悪影響を及ぼします。
2番目に多かったトラブルは「仕事に関する言い争い」(32件)。仕事の分担や、価値観の違いからトラブルになってしまうことが多いようです。
みんなの人間関係のトラブル解決方法は?
「人間関係のトラブルは、どのようにして解決しましたか?」という質問に対して最も多かった回答は「自分が辞めた・転職した」(44名)でした。今の職場で深刻に思い悩むよりも、思い切って職場を変えてトラブルから解放されたいといった声がありました。
次に多かった回答は、「時間が解決してくれた」(23名)でした。嫌なことがあって落ち込んでも、時間がたてば和らいできます。また自分も相手もトラブルを徐々に忘れるため、気が付いたら人間関係も元通りになっているということもあります。
困ったときの介護職員の相談相手は?
トラブルに巻き込まれた時や困った時は、1人で悩まずに誰かに相談することも大切です。介護職員の相談相手として最も多かった回答は上司(25%)で次いで同僚(22%)でした。このことから同じ職場の方に相談する方が多いことが分かりました。何かあった際に相談できる方を1人見つけておくと、いざという時に味方になってくれるので心強いものです。
しかしながら中には「相談しなかった」(20%)という方もいらっしゃいました。周りに相談ができる人がいない、もしくは迷惑をかけたくないと考え、誰にも相談せずに1人で抱えこんでしまう方もいるようです。
人間関係を良好に保つ秘訣とは?
職場の人間関係を良好に保つために心掛けていることとして、最も多く挙げられていたのは「挨拶をする」(89件)でした。挨拶が人間関係に及ぼす影響についてはこちらの記事で紹介しておりますので、ぜひご覧下さい。
挨拶の次に多く挙げられたのは、「悪口を言わない」(52件)でした。当たり前のことですが、悪口は人間関係のトラブルの元になります。3番目に多かった結果は「頻繁に声かけをする」(40件)でした。介護職員は良い人間関係を築くために、挨拶や声かけなど普段からコミュニケーションを大切にしていることが分かりました。
その他に心掛けていることとしては、自ら率先して嫌がる仕事をする、いつも笑顔で相手の話を聞くといった意見がありました。
まとめ
人間関係で大切なことは、やはり普段からのコミュニケーションです。もし人間関係で悩んでいる方がいらっしゃったら、ぜひ挨拶や声かけなど実践してみてください。チームワークが必要な介護のお仕事だからこそ、人間関係が良いと仕事も上手くいきますし、楽しく働くことができます。
ただ、どうしても人間関係が上手くいかない場合は、新しい職場への転職もぜひ考えてみてください。内部事情に詳しいクリックジョブ介護のエージェントが、あなたに合った職場をご紹介します!
調査対象:介護職員 男女111名
調査期間:2017年4月27日~2017年5月12日
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査