毎日怒られてばかりで辛い...。新人介護職員の皆さん、こんな悩みを抱えていませんか?夢を持って介護業界に入ったはずなのに、分からない、できないことだらけで怒られてばかり。「何で私だけがこんなに怒られるの?」と嫌になってしまうかもしれませんね。
でも安心してください。新人時代に怒られるのは当たり前のことです。
そして、職場にいる”何でも仕事をテキパキとこなす先輩”にだって、新人時代はありました。
そこで今回は、介護業界で長く活躍している先輩に、新人時代のエピソードを聞いてみました!
先輩達の新人エピソード
そもそも、先輩達は新人時代にどんなことで怒られていたのか、見てみましょう。
・利用者様の名前を覚えらえず、怒られていました。
・着替え介助で、靴下がぐちゃぐちゃになってしまっていたり、ドライヤー時間が長いと注意されたり、細かい所で指摘されることがありました。
・レクは盛り上がらない。食事介助は遅い。入浴介助をすると危なっかしい。とにかく何をしてもダメで注意を受けていました。
・「自分で調べなさい!」という教育だったため、分からないことを上司に尋ねると、よく怒られていました。
・敬語がなかなか使えなくて...怒られていました。
・高年齢で介護系の資格を取得したため、若い世代の先輩方から教えて頂きました。体力も記憶力も衰えているので、同じ事を何回も言われ「それ、前にも教えたよね?」などと言われ辛かったです。
ケアラビNEWSアンケート結果より
仕事のこと、言葉遣いのことなど、様々なことで怒られていたようですね。
新人の頃は初めての慣れないことだらけのため、怒られても仕方のないことかもしれません。
先輩達の心の支えは利用者様
そんな辛い中で、先輩達はどのように乗り越えたのでしょうか?
・ほんとに毎日怒られていました。いつか辞めてやる!と思っていました。でもある日、管理者に「もう安心して任せられるよ」と言われ、また利用者様に「会えると安心する」と言われ、頑張って続けて良かったと思いました。
・私が先輩に叱られた時に、利用者様から小さな声で「凄く頑張ってるのにあんな言い方しなくていいのにね。負けずに、これからもこの仕事辞めないでね。」と言って頂いたのが本当に嬉しかった思い出です。
・一生懸命頑張っていると、利用者様からねぎらいの言葉頂けると、もっと頑張ろう!って思います!
・先輩はとても厳しく心折れること何度もありましたが、入居者様のお言葉で励まされました。また認めて下さる方からの感謝の言葉が仕事のモチベーションになってます。
・怒られたりしたけどやっぱり利用様に「ありがとう」や「あなたがいてると安心する」等温かい言葉があり頑張れました。
・高校を卒業してから、初めてグループホームに就職。食事を作るのが苦痛でしたが、入居者さんに「最初から出来る人は居ないよ。美味しかったよ」って言われて、作るのが楽しくなりました。
・利用者さんに「ありがとう」を頂いた時、やってて良かったと思いました。特に私は老健勤務が多いので、休み明けに体調を崩されて緊急搬送された方がいらっしゃって「あの日、寝て頂く時『明日も元気で起きて来てね』と声掛けをしておけば良かった」と思う様になり、その声掛けをして「ありがとう」の声を頂いた時嬉しかったです。
ケアラビNEWSアンケート結果より
先輩達の声を聞いてみると、怒られて辛い中でも、利用者様の存在が支えになっていたようですね。
怒られたら、誰だって嫌になります。でも怒られるのも新人時代の特権です。
頑張っていれば、必ず誰かは見てくれています。今は辛いかもしれませんが、皆さんを待っている利用者様のためにもくじけずに頑張っていきましょう!