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今の仕事を選んだ理由は、人それぞれ。
今回は理学療法士になった方に、志望理由や実際の仕事内容を聞いてみました!

理学療法士になったきっかけ

漠然と福祉や医療の仕事に携わりたいという想いはあったものの、進路を選択するギリギリまで理学療法士という資格について無知でした。運動部で活動する中でテーピングなど選手をサポートする役割に触れ、興味を持つようになり、医療や福祉だけでなくスポーツ分野での活躍の可能性もある理学療法士を知り、目指すことを決めました。

スポーツ分野での活動はリハビリ職の中でも理学療法士がメインになります。そのため作業療法士や言語聴覚士ではなく理学療法士を志すことになりました。

理学療法士になる難易度

専門学校や大学に入学する試験の難易度は学校によっても変わります。大学はセンター試験の受験が必要になり、特に国公立大学は倍率も高く最難関と言えるでしょう。私立大学は歴史が長い大学や大学病院などが母体となっている大学では偏差値も倍率も高い傾向にあります。4年生の専門学校は理学療法士養成校の中でも比較的難易度は低くなりますが、歴史の長い学校や学費が安い学校は偏差値や倍率も高くなります。また専門学校では夜間部を併設している学校もあるため、昼間部が難しそうな場合は夜間部を検討してみても良いかもしれません。
2次試験の小論文や面接では医療専門用語などを問われる場合もあるので、簡単な医療専門用語も確認しておくことをおすすめします。

 

国家試験は、実習など必要な条件を全てクリアしなければ受験できないことは法律で定められていますが、それとは別に学校独自の卒業試験を全て合格しないと受験することができない場合があります。具体的な勉強方法としては、過去数年間の国家試験問題を解き、ひたすら問題に慣れるように勉強を進めました。座学だけでは限界があるため、実習や日ごろの復習などで得た知識が重要になると思います。

理学療法士の仕事内容

病院

急性期病院

発症して間もない患者様や手術して間もない患者様、長期入院になり体力が落ちてきている患者様などを担当します。病院にもよりますが、総合病院など診療科目が多い病院ではリハビリ依頼が来る疾患も多岐に渡ります。リハビリプログラムも循環器疾患や呼吸器疾患、整形外科疾患、脳血管疾患などで大きく異なるため、それぞれの知識を高める必要があります。

回復期病院

急性期病院を経て、より集中的なリハビリが必要であると判断された患者様が集中的にリハビリを受けるために入院されている病院です。1日に1~2時間程、理学療法士のリハビリを提供します。明確なゴール設定や退院後の生活環境などを配慮する能力が必要になります。家屋調査など自宅退院に向けてのサポートをする場合もあり、幅広い知識が必要です。

介護施設

介護老人保健施設(老健)

回復期病院でのリハビリでも自宅退院が難しく、リハビリを継続し自宅退院を目指す入所者様のリハビリを行います。デイケアを併設している施設も多いため、デイケア利用者様への個別リハビリも行う場合があります。介助量が多い中でも自宅で生活している利用者様や自宅での生活を目指している入所者様が対象となりますが、急性期ほどの回復は難しくなっている段階のため、理学療法士としてのスキルが試されます。

特別養護老人ホーム(特養)

理学療法士が施設に1人ということも珍しくはなく、1人で入所者のリハビリ適用を評価し、介入する頻度や時間などを判断していきます。知識だけではなく経験も必要になるでしょう。

理学療法士のやりがい

理学療法士としてのやりがいは何より患者様が回復し、リハビリの効果が日常生活に反映されていく喜びを患者様やご家族と共有できることです。起居動作や移乗動作の介助量が軽減する、立ち上がりが安定しトイレ動作が自立する、歩行が可能になるなど患者様一人一人、達成できる日常生活レベルは異なりますが、わずかな変化であっても生活の中で何度も繰り返される動作が楽になることは患者様やご家族の負担を大きく軽減することにつながります。理学療法士として関わらせていただく時間は限られていますが、その中で日常生活動作が改善できるようなアプローチを考え、達成できることは大きなやりがいと言えるのではないでしょうか。

 

<執筆者のプロフィール>
名前:古村ユカ
プロフィール:大手医療法人の急性期病院や回復期病院、介護施設にて10年勤務。趣味は映画鑑賞。
保有資格:理学療法士、呼吸療法認定士、福祉住環境コーディネーター2級
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