レクリエーションを盛り上げるには初めの雰囲気作りが重要です。レクに参加する高齢者の気持ちを介護スタッフの皆さんが理解し、介護レクリエーションを成功に導くための、アイスブレイク方法をご紹介します!
そして、レクの時間
……シーン
「帰りたい」「そんな幼稚なこと...」「...(寝ている方)」
……シーン
目次
理解しておこう!高齢者のそれぞれの事情
身体のどこかしらが痛い!調子が悪いのは当たり前
「腰が悪い」「身体が思うように動かない」など高齢者の方は皆どこかしら身体に不調を抱えています。
必ずしもレクに参加するほど元気がいいわけじゃないってことを忘れてはいけません。
全員がレクを楽しみにしているわけではない
「ご飯を食べたばかりだから眠い」「今日はゆっくりと過ごしたい」など、高齢者の方にもそれぞれ都合があります。全員がレクを楽しみにしているわけではないことも押さえておきましょう。
身体の自由がきかず仕方なく施設にお世話になっている方にとっては、いきなり「歌いましょう!」などと言われても、幼稚園児じゃないんだから!と抵抗感を持つことも少なくありません。
高齢者にとってレクは負担になる
誰でも、初めてすること、初めて会う人には緊張するものです。
それに加え高齢者の方は、耳が聞こえにくかったり、目が見えにくかったりと、コミュニケーションを取るのが難しいとされています。
そのため、レクという皆で楽しむ場であっても常に気を張る必要があって、その分余計疲れてしまうのです。
よって、レクに入る前にはリラックスできる雰囲気作りが必要なのです。
レクリエーション前のアイスブレイクは、こんなに大切!
楽しさを共有するレクの雰囲気作りが、事前にできているかどうかで、参加する高齢者の方の満足度は大きく変わります。慣れない相手と一緒にいることや、慣れない作業をすることは、誰でも緊張や不安な気持ちになりますよね。
それに加え、レク担当者自身が緊張していると、参加者にも伝わり、その場の空気が緊迫してしまうことも…汗
アイスブレイクのテクニックを覚えれば、参加者の反応も変わって、レクが楽しくなりますよ!!
アイスブレイクの種類
自分に注目を集める
参加者の皆さんが下を向いてしまっているときは、「私の真似をしてください」といって自分に注目してもらいましょう。また、イラストのように手が「チョキ」なのに掛け声が「グー」のような異なった動作を入れることで、より面白くなります。
みんなで声を出す
参加者が顔を上げてくれたら、次に声を出しましょう。
「後だしじゃんけん」なら、頭も使いますし子供っぽくないためおすすめです!
声を出すことで緊張がほぐれていきます。
みんなで同じ動作をする
「手拍子」なら気分も高まって効果的です!
絵や写真から会話を始める
周りの人同士コミュニケーションを取ってもらうため絵や写真を提示し、そこから会話を広げましょう。
息を合わせる
掛け声に合わせ皆で拍手のタイミングを揃えることで、連帯感が生まれます。