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【要介護】と【要支援】。言葉は似ていますが、意味は違うもの。介護職員の方ならその違いを知っておきたいもの。「なんとなく知っていたけど、詳しい症状までは分からない」、「どの施設をどれくらいの介護度の方が利用するのか、詳しくは知らない」という方も多いのではないでしょうか?そこで、今回は【要介護】と【要支援】に関して、それぞれのレベル別に症状を説明し、それに対応する施設の種類を紹介します。

介護職員が要介護・要支援を知っておきたい理由

転職の際に、施設の利用者様の症状を把握できる

介護職員の方は多くの方が実感していることだとは思いますが、利用者様の介護や支援の必要な度合いによって、提供する介護サービスも大きく異なります。転職の際には、「施設の利用者様の要介護度がどのくらいであるか」が、その施設での仕事内容をイメージする大きな手掛かりとなります。転職を検討されている方は、まずは今の職場の利用者様の要介護度がどのレベルにあたるのかを把握した上で、求人情報等に記載のある利用者様の要介護度の目安を確認しましょう。

利用者様の相談に乗ることができる

利用者様の要介護度や要支援度は、年齢とともに進行してしまうことも考えられます。今後、レベルの変化があった時に、どの施設に入ればいいのか、ある程度伝えることができれば、利用者様にも安心していただけます。そんな時のためにも、自分の職場のことだけでなく、広く、要介護度や要支援度に関する症状や施設について、知識をつけておくことが大切です。

施設全体のことを把握できる

大きい施設等では、要介護度や要支援度によって、フロアを分けているところもあります。「自分の担当以外にはあまり詳しくない」という状態では、施設全体を把握することはできません。同じ施設内にどのような利用者様がいるのかを広く把握するためにも、それぞれの症状は覚えておくようにしましょう。

要介護・要支援のレベル別の症状

【要介護】とは、日常的な基本的動作を自ら行うことが難しく、現段階で介護が必要な状態、【要支援】とは、今は介護の必要はないものの、日常生活に支援が必要である状態のことを指します。【要介護】は要介護1~要介護5、【要支援】は要支援1・要支援2のレベルに分かれていて、その方の介護または支援が必要な度合いを表しています。

要介護状態ではない高齢者が入る施設

「養護老人ホーム」「健康型有料老人ホーム」

【元気な方】が暮らしを楽しむために入る施設です。ある程度の生活行動は自身で行えるため、介護職員の方の負担は比較的少ないと言えるでしょう。一方で、回復や社会復帰を目指す施設が多く、レクリエーションやサークル活動が盛んな場合もあり、向き不向きがハッキリ分かれる可能性もあります。

要介護状態が低い高齢者が入る施設

「ケアハウス(軽費老人ホーム)」「サービス付き高齢者向け住宅」「住宅型有料老人ホーム」

主に要介護2までの方が入る施設です。介護不要な方も対象となっており、介護や医療サポートが薄い施設が多いです。【自立判定(要支援、要介護に達しない)を受けた方から、認知症患者の方まで】、幅広い症状の利用者様がいるのが特徴です。そのため、介護職員の方の負担は、その施設の平均要介護度によって左右されます。

要介護状態が高い高齢者が入る施設

「特別養護老人ホーム」「介護付有料老人ホーム」「介護老人保健施設」「介護療養型医療施設」

【介護が必要な方、または重度の介護が必要な方のみ】が対象となっている施設です。例えば、特別養護老人ホームは要介護3以上等と、介護度が高い方が対象となっています。介護職員の方の負担は大きいですが、その分、給与は高くなる傾向があります。また介護スキルを積むことが可能ですので、転職を考えた際には、そこでの経験が有利に働きます。また、介護老人保健施設のように在宅復帰を目指す施設もあります。看護師や医師など専門スタッフが充実しているため、他の職種の方から良い刺激をもらえます。

まとめ

介護業界にいないと、一見、違いがよく分からない介護施設。サービス対象の支援度、介護度に注目してみると、それぞれの特色や働き方の違いを理解することができます。利用者様に何か質問された時に、しっかり相談に乗れるように、要介護度/要支援度別の症状や施設に関して、知識をつけておきましょう!また転職をご検討の際にも、その知識があれば、施設での働き方がイメージしやすくなります。ただ、利用者様の出入りによって、その施設の平均要介護度は変化していくので、あくまで目安です。詳しく知りたい場合には、実際に施設見学をしたり、クリックジョブ介護の転職エージェントにご確認ください!

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