脱マンネリ!おすすめレクリエーション~厳選5選~

「レクリエーションのネタを探している」、「最近同じレクリエーションばかりで、新鮮味がない」と悩んでいる介護士も多いでしょう。


レクリエーションは、高齢者の健康維持に重要で、毎回同じ内容だとマンネリ化してしまい、本来の効果が得られない場合もあります。


本記事では、すぐにできる楽しいレクリエーションを、厳選して5つ紹介しますので、介護現場で働いている方は、ぜひ参考にしてみてください。


レクリエーションの目的

介護の現場で、レクリエーションを取り入れる目的は、大きくわけて3つあります。


  1. 身体機能の維持や向上
  2. 脳機能の維持や向上
  3. コミュニケーション能力の向上

高齢者は、運動不足になると筋力が低下して、日常生活に影響が出ます。

楽しみながら体を動かせるレクリエーションは、運動不足の予防に効果的です。


さらに、年齢を重ね、脳の前頭前野が萎縮しはじめると、認知能力や記憶力、判断力などの脳機能が低下して、認知症になるリスクが高くなります。

レクリエーションで、しばしば実施される、簡単な計算問題やクイズなどの脳トレは、脳を刺激、活性化させ、認知症の予防にもなります。


また、ほかの人と交流することで、コミュニケーション能力の向上にもつながります。


レクリエーションは、気軽に楽しめるというだけではなく、高齢者の健康維持には必要不可欠なため、介護施設やデイサービスで、取り入れられています。

おすすめのレクリエーション5選

レクリエーションは、脳トレや体力の維持にとても効果的ですが、「参加者と介護職員が一緒に楽しむ」ことも大切です。


そこで、一緒に楽しみながらできる、おすすめのレクリエーションを、5つにまとめました。


  • ラジオ体操
  • クイズ
  • 後出しじゃんけん
  • 言葉遊びゲーム
  • 手芸

1つずつ見ていきましょう。


ラジオ体操

ラジオ体操は、年齢に関係なく馴染みのあるものですが、じつは高齢者におすすめの運動です。


激しい運動をしなくても、筋肉を効率良く刺激でき、特に、肩や手首の回転運動は、関節の柔軟性を高めることに効果的です。

音楽のテンポに合わせて、さまざまな動作を組み合わせるため、前頭前野が活性化され、認知症の予防にもなります。


ほかの参加者や介護スタッフと一緒におこなうことで、一体感が生まれ、コミュニケーションが取れることも、ラジオ体操がおすすめな理由です。


だれもが子供のころから親しんできた体操であり、参加者のADL(日常生活動作)に合わせて実施できるため、取り組みやすい運動として人気があります。

クイズ

クイズは、高齢者の認知機能を、維持・向上させるのに効果的なレクリエーションです。


正解、不正解にこだわるのではなく、問題を解くために考えることが大事です。

考えることで脳全体を使うと、脳内の血流が促進されるため、認知症の予防になります。

介護施設やデイサービスでも、取り入れられることが多く、準備にも手間や時間がかかりません。


問題の種類は「⚪×クイズ」や「2択クイズ」のような、難易度も低く、だれでも楽しめる問題が良いでしょう。


高齢者の世代に馴染みのある音楽をクイズにすれば、ほかの参加者や、世代が異なる介護職員と、コミュニケーションをとることもできます。

後出しじゃんけん

後出しじゃんけんは、シンプルでありながら、脳全体が活性化させるため、認知機能に効果的なレクリエーションです。


通常のじゃんけんと大きく異なり、相手の出した手に合わせて、正しい選択をしないといけません。

視覚情報を脳内で処理し、手の形に表すもので、動作と思考を結びつける事により、認知症の予防に効果があると言われています。


手軽に楽しめて工夫しやすいので、足や顔を使うなど、施設オリジナルのルールで楽しむのもおすすめです。

言葉遊びゲーム

言葉遊びとは、言語の発音や意味を利用した遊びのことで、しりとりや回文などが該当します。


言葉を連想したり、想像したりして頭を使うため、脳が活性化され、記憶力や集中力のトレーニングに繋がるとされています。


しりとり、回文、早口言葉、だじゃれ、など、言葉遊びゲームは、身体一つあればできる脳トレなので、さまざまな現場で採用されている、レクリエーションです。

ハンドメイド

最も親しみ深いハンドメイドは、折り紙でしょう。

ほとんどの方が、一度は手にしたことがあるでしょうから、介護施設のレクリエーションとして、とても人気があります。


他にも、簡単にできるハンドメイドはたくさんあり、牛乳パック編み機で編むマフラーや、フェルトとグルーガンを使ったフラワーアレンジメント、2本の糸だけで作れるミサンガなどがあります。


これらを作る過程は、脳の活性化や手指の機能訓練にもつながるとされており、利用者ごとのペースで挑戦できるため、高齢者のレクリエーションにはおすすめです。

まとめ

本記事では、現役の介護職員におすすめしたいレクリエーションを。紹介しました。


レクリエーションは、高齢者の身体機能、脳機能の維持や向上には欠かせないイベントとして、介護の現場で積極的に採用されています。


日々の業務のなかで、レクリエーションを考えるのは大変ですが、高齢者と介護職員がコミュニケーションを取るにも重要なイベントなので、ぜひ、今回ご紹介したレクリエーションを試してみてください。

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