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サ高住の夜勤の仕事内容
介護の仕事で施設勤務の場合は夜勤がありますが、それはサ高住でも同じです。 高齢者様が常に過ごしている場所ですので、夜間帯も夜勤が必要になります。
ここではサ高住の夜動は通常の老人ホームと違いはあるのかどうか、人員配置や労働状況など、詳しく解説をしていきます。
サ高住と老人ホームの違いについて
サ高住と老人ホームは高齢者様が24時間過ごしている施設として共通している部分がありますが、実際働く職員の仕事は異なってきます。サ高住と老人ホーム、夜勤の違いはどのような部分があるのでしょうか?
サ高住の仕事は見回りが中心
サ高住には定期的な巡回が定められています。この定期的な巡回の頻度は定められていませんが、日中は2時間に1回、夜間帯は夜と朝に1回ずつと定めている所が多いです。
見回りをするというのは老人ホームの職員と同じですが、 サ高住の場合は頻度が少ないのが特徴的です。また、ナースコールが各部屋に設置されていますので、ナースコールが鳴れば対応をするのは他の老人ホームと同じと言えます。
老人ホームの場合は常時介護が必要な方が中心ですので、おむつ交換や移乗介助、トイレ誘導などが夜動帯でもありますが、サ高住の場合は比較的介護度が低い方が中心ですのでそれらの身体介護は必要で無いことが多いです。
介護が中心的な仕事の老人ホーム、コール対応と見回りが中心的な仕事のサ高住、この点で大きな違いがあると言えます。
場合によっては身体介護が必要なケースもある
サ高住で身体介護が全くないかというとそういう訳でもありません。例えば、見回り時に転倒をしていた、身体に異常があり立てなくなっているなどの緊急を要する場合は介護が必要になることもあります。
また、サ高住で有料サービスを設定していて夜間帯でも介護サービスをしている所は、おむつ交換などの身体介護が必要になってきます。サ高住の中でも重度の方を受け入れている所は、老人ホームと変わらないぐらいの身体介護がある場合も有ります。面接時などしっかりと確認をしておくことが大切になります。
サ高件の夜間帯人員配置について
高齢者施設では人員配置といって、絶対に配置しておかないといけない人員が定められています。これは特養、老健、グループホームなどでも定められています、サ高住に関しても定められていますが、そこには大きな違いがあります。どのような違いがあるのでしょうか?
サ高住は夜間帯の人員配置は定められていない
サ高住では日中はケアをする専門家(介護福祉士や社会福社土、ケアマネジャーなど)が一人以上配置することを義務付けられています。しかし夜間帯の人員配置の設定はありませんが、1名以上は配置する場合は多いです。
特養や老健では高齢者様の人数によって配置人数が定められていますが、サ高住の場合は建物の数によって定められていると言えます。
サ高住によって夜勤の人員配置は異なる
サ高住では比較的元気な人が多いサ高住、介護が必要な方でも受け入れているサ高住があります。元気な人が多いサ高住では夜間帯の配置人数が一人というところもありますが、介護が必要な方も受け入れているサ高住の場合は複数で夜勤をしているところがあります。
サ高住なら夜間の配置人数が少ないと決まっているわけではなく、サ高住によっても場所によって異なるということを覚えておきましょう。
サ高住の夜動は楽なのか
夜動は身体的にも精神的にも負担が大きな仕事です。そのため、夜動がしんどいのか楽なのかということを重要視している方もいます。サ高住の夜勤は楽なのか、実際どのような勤務になっているのかご紹介していきます。
宿直として勤務できる場合は楽なことも
宿直として仕事ができるサ高住では、比較的楽な場合が多いです。仕事の流れについて、具体的に見ていきましょう。
17時頃に勤務を開始し、まずは夕食の準備をします。下膳などを行って19時頃には食事が終わります。21時頃に見まわりに行き、消灯を確認し、施設内、居室などの見回りを行います。 22時頃~5時頃までは仮眠の時間です。5時に見回りにいって、6時から食事の用意をしていきます。8時に食事が終わり記録を記入し9時頃に退勤します。
もちろん仮眠の時間にナースコールが鳴れば対応をしないといけませんが、しっかりと寝る時間が確保されている宿直の場合の夜動はゆとりがあると言えます。
介護度が高いサ高住の夜勤は忙しくなる
要介護の方を受け入れており、比較的介護度が高い方が住んでいるサ高件の場合は、 夜動の仕事も忙しくなります。通常の老人ホームと変わらない勤務で夜勤の仕事をする事もあります。
忙しい夜勤のメリットとしては、夜動手当が高く設定されていることがあげられます。労働量が多いため、その分夜動手当に反映されている場合が多いです。
まとめ
サ高住の夜動は特養や老健などと比べると、ゆとりがあり楽なケースが多いです。しかし、サ高住が受け入れている高齢者様の状態によっては忙しい場合もあります。そのため、面接の前には事前に介護度を把握しておきましょう。