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私は介護業界で働き始めて14年程経ちます。介護福祉士やケアマネジャーなどの資格を取得していましたが、社会福祉士の資格の取得も必要だと考え、10年目に社会福祉士の資格を取得しました。ここでは、なぜ私が社会福祉士の取得が必要だと考えたのか、取得までの道のりや取得後の変化などについてご紹介していきます。

資格の取得を考えた理由

尊敬する社会福祉上との出会い

私が社会福祉士の資格取得を考えた理由は、素晴らしい社会福祉上と一緒に仕事をする機会があったからです。私は当時在宅のケアマネジャーとして働いていました。そこで働く中で、地域包括支援センターに勤める男性社会福祉士のAさんと出会いました。

 

Aさんは社会福祉士として、地域に住んでいる高齢者全体の把握や、介護保険を使っていないまだ元気な高齢者の方の相談事を受けていました。Aさんは非常に物腰が柔らかく、Aさんには何でも話をしてしまう雰囲気がありました。

 

そんなある日、Aさんは地域で介護保険を使っていない高齢者の方に対して「介護保険はどのようなものなのか」という講義を開催することになり、私にその講師としてお声掛け頂きました。

 

その会は講義だけではなく、地域の高齢者の方の顔合わせもかねており、若い世代が少なくなってきている地域の高齢者同士が支え合う場を作り出していました。その他にもAさんは、地域の病院と高齢者の方を繋いだり、保育園との交流、高齢者の方が講師となる教室の開催など様々な社会資源を作り出していました。

 

社会資源を何もないところから作り出し、それをスムーズに運営していくAさんの仕事を見ていて、将来「私もこのような仕事をしてみたい!」と思い社会福祉士を目指しました。

より利用者様のニーズに答えるために

私は当時ケアマネジャーとして働いていましたが、介護保険で出来る事への限界を感じていました。介護保険は確かに便利ですし、将来は私も使いたいと思っていますが、どうしても不便に感じる部分もありました。

 

例えば、車いすの方が元気な時に趣味として楽しんでいた庭いじりも、今の介護保険では支援の対象にはなりません。また、日常生活用品以外のものは介護保険では買い物に行くことができないので、趣味の映画のDVDや本なども購入することができないのです。

 

その他にも介護保険で対応できない部分が多く、ケアマネジャーの不便さを感じていました。その点、社会福祉士であれば自由がきく部かがありますし、後見人などになればその人のことを本当に支援できる立場になることができると思ったのです。

また私はケアマネジャーとしての経験を積んでいたので、通信学校に通うだけで国家資格の受験資格を得ることができるのも動機の一つでした。

モチベーションの持ち方

社会福祉士を取得するまでには、通信教育に通ったり、国家試験対策のために勉強をしたりと非常に大変でした。働きながら資格取得を目指していたので、身体的にも精神的にも非常に厳しかったのを覚えています。
そんな私がモチベーションを保てたのは3つ理由があります。

 

1つ目は、給料が上がるということです。社会福祉士の資格を取得するだけで月に1万円の資格手当がつくことが分かっていましたので、それを励みに頑張っていました。

 

2つ目は、必ず1度の試験で受かると決意したからです。社会福祉士は他の資格と比べて非常に範囲が広く、勉強量も多いです。そのため、試験に落ちて2度、3度は試験を受ける気持ちは無かったのです。また、社会福祉士は1度で合格をしないと、その後の合格率が非常に低くなる傾向がありましたので、必ず1度で受かるように決心していました。

 

3つ目は社会福祉士の将来性の高さです。社会福祉士は将来的に絶対に伸びてくる資格だと考えていました。社会福祉士が扱うのは福祉です。福祉は困っている人に対して支楥をするものであり、現在の社会では困っている人が今後も増加してくると考えていました。社会福祉士は将来的役に立つと思い、必ず取得をしようと考えていたのです。

資格を取得して勤務先と知識の幅が広がった

社会福祉士を取得した後、私は数年間ケアマネをして社会福祉士として働きだしました。Aさんのような地域包括支援センターではなく、特養の相談員としてです。地域包括支援センターで勤務を希望していましたが、当時は空きがなく働くことが出来ませんでした。

 

社会福祉士を取得して一番実感したことは、就職先の幅が広がったということです。
今までは、介護福祉士とケアマネジャーしか経験がありませんでしたので、どうしても高齢者分野の病院、役所、場合によっては刑務所が勤務先になりました。

 

また知識の幅が広がったので、ケアマネジャーとして働いていても「こんな場合は社会福祉士に頼むほうが良い」や「社会福祉士ならこれをしてくれる」といった支援の仕方が出来たのです。これは、ケアマネジャーとして非常に知識が広がったと思う部分で、取得して良かったと思います。

 

 

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