【給料比較】介護職の夜勤は正社員と夜勤専従(パート)でどちらが高給料なの?

一般的に給料が低いと言われている介護職だからこそ、夜勤手当が見逃せません。

夜勤手当の平均額は、1回につき4,000~8,000円程度と言われており、少しでも給料をあげたい方には重要です。

 

そんな中で夜勤専従という働き方があることをご存知ですか?

おそらく夜勤専従についてご存知の方は以下のような疑問が湧いてくるはずです。

 

「正社員として夜勤をするのと夜勤専従とではどちらの給料が良いの」
「夜勤専従の方が、給料や仕事内容が恵まれているって本当?」

 

実は、正社員として夜勤をする場合と夜勤専従の場合には、給料形態に大きな差がありました。

ここでは、介護職の夜勤における正社員と夜勤専従の給料事情について詳しくお届けします。

介護職の夜勤専従(パート)とは?

介護職の夜勤専従とは、その名の通り夜勤のみの勤務形態を指します。

ここでは、夜勤専従の中でもパートタイマーに絞りお届けしていますが、その他にも正社員や派遣としての働き方もあります。

 

夜勤専従として働く場合も通常の夜勤と同様に労働基準法上では、「法定労働時間を超えた場合」と「深夜労働をした場合」の割増賃金が「夜勤手当」として支払われます。

介護施設によっては、「深夜割増賃金+時間外割増賃金+雇用主からの手当」を「夜勤手当」として支払われる場合もあります。具体的には以下の通りです。

 

【割増賃金の割増率】

・時間外…法定労働時間(原則1日8時間)を超えた場合に25%以上
・深夜労働…午後10時〜翌午前5時までの労働の場合に25%以上

参考元:労働基準法第37条|電子政府の総合窓口e-Gov

 

通常、夜勤をする場合には夜勤手当として上記のように「深夜割増賃金+時間外割増賃金」又は「深夜割増賃金+時間外割増賃金+雇用主からの手当」が最低でも支払われることになります。

 

このように法定労働時間を超えた場合には、25%という割増があることがわかりましたが、それでは正社員として夜勤をする場合と夜勤専従(パート)として働く場合では、どのように給料の違いがあるのでしょうか。

徹底比較!介護職の正社員と夜勤専従(パート)での給料の違い

介護職の正社員と夜勤専従(パート)での給料の違いを表にまとめてみました。あくまでも参考ではありますがぜひご覧になってください。 夜勤専従パートのモデルケース夜勤を正社員として働く場合と夜勤専従として働く場合とでは、総支給額ではありますが、給料におおよそ60万円もの差が。

 

なぜ夜勤専従パートの給料が高くなるのかというと、夜勤1回あたりの費用内訳に理由があります。

たとえば、とある有料老人ホームの夜勤専従パート1回あたりの給料は以下の通り。

【夜勤1回あたりの内訳】
・基本給 14,400円
・夜勤手当 1,680円
・割増手当 8,920円
  合計25,000円/1回

実は、このように1回あたりの内訳に「基本給」が設定されており、その上に各種手当が加算されているため、1回あたりの給料が通常の正社員よりも高くなりやすいという構造なのです。

介護職の正社員と夜勤専従の給料以外の違い

介護職の正社員と夜勤専従の給料以外の違いについてご紹介します。

ワークライフバランスが取りやすい

正社員で夜勤をする場合には、日勤や早番、遅番などシフトの中で夜勤をするため、スケジュール調整がつきにくく、仕事以外に自分のやりたいことに目を向ける時間が少ないのも事実です。

その一方で、夜勤専従(パート)の場合には給料が高いことに加えて、自分の好きな曜日に夜勤を組めるため、プライベートでの予定などを入れやすいという特徴があります。

平日の昼など自由時間が増えるため、充実したワークライフバランスを保てる傾向にあります。

正社員としての行事に参加しなくても良い

正社員であれば、普段の業務に加えて会議やイベント、納涼祭などさまざまな役割があります。

しかし、夜勤専従(パート)の場合には、日中は十分に体を休めなければならないことから、日勤帯で行われる会議やイベントなどに参加しなくて良い場合も多いです。

もちろん介護施設によって、多少条件は異なるものの、行事に参加しなくて良いのはメリットだと感じる方も少なくありません。

副業やWワークをしやすい

正社員として夜勤をすると、シフト制のため非常に忙しく、副業やWワークはしづらいですよね。

最近ではあえて正社員として就職するのではなく、夜勤専従として働き、帰宅後に自分の時間を楽しむ、自己投資をする方もいらっしゃいます。

また、夜勤専従(パート)であれば週3日だけ働き、それ以外は別の仕事をするなどの副業、Wワークをする上でもメリットが。

生活リズムが整いやすい

夜勤のイメージとして、体調管理がしづらいという方もいらっしゃいますが、夜勤専従の場合には毎日同じ時間に出勤し退社するため、生活リズムが整いやすいという側面もあります。

正社員でシフト制ですと、遅番からの早番など人手不足の影響で、生活リズムを整えるのが難しい場面も。

毎日一定のリズムで仕事をしたい方には、夜勤専従はおすすめです。

夜勤専従だけで勤務する場合のメリット・デメリット

介護職の正社員として夜勤をする場合よりも、状況によっては夜勤専従(パート)の給料が高いという実態がわかりました。

では、夜勤専従だけで勤務する場合のメリット・デメリットはどのようなものがあるのでしょうか。

 

▼こちらのコラムで解説していますので、ぜひご参照ください!

【まとめ】介護職の夜勤専従で高給料を

介護職の正社員と夜勤専従の場合のお給料の違いについてお届けしました。

子育て中のママさんなど場合によっては夜勤専従が難しい場合もあるかと思います。

しかし、スポット的に稼ぎたい場合や、給料が低いと言われがちな介護職で高給料を得たい場合にはおすすめの勤務形態ではないでしょうか。

何よりも、副業やWワークがしやすい、プライベートの予定を入れやすいなど給料だけではないメリットもありますので、ライフスタイルに合わせた選択肢として検討してみてくださいね。

 

▼夜勤の勤務体制や仕事内容などが知りたい方はこちら!

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事