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急変時の対応について不安を抱えている介護職員の方は多いのではないでしょうか。
夜勤は昼間よりもスタッフが少なく、不測の事態に慌ててしまいがちです。
今回は、夜勤中の緊急対応について見ていきましょう。

介護職員の3割が夜間の緊急対応あり

そもそも、夜勤時に緊急対応をすることはあるのでしょうか?

 

医療労働の2018年介護施設夜勤実態調査結果によると、夜間に医療行為が必要となり救急車を呼ぶなどの緊急対応があった職場は、全体の30.9%でした。

 

施設種別にみてみると、入居者の介護度が高い特養では50.0%、病院と在宅の中間施設として位置づけられる老健では43.9%という結果になりました。

 

その一方で、小規模多機能は5~15%、グループホームでは18.2%と、緊急対応が比較的少ない結果となりました。

 

夜勤対応があるかないかは、自身が勤務する施設によって大きく変わるといえます。

では実際に緊急対応が必要になった場合は、どのようにすればいいのか見ていきましょう。

事前に緊急時の動きを確認しておこう

震災や火災・終末期における呼吸停止・転倒による出血や骨折などの怪我によって、医師や看護師へのオンコールが必要な場合や緊急対応を要する状況の発生は様々です。

また、スタッフが不足し、経験の浅い介護職員の方しか夜勤にいない時に起きる可能性もあります。

さらには、緊急時の混乱で他の利用者が起きてしまい、パニックになったり起き上がってしまって怪我をする、など緊急事態が重なって起こるかもしれません。

 

こういったような場合でも、冷静に対処できる能力が夜勤にはいる職員には求められます。

 

そのため、「緊急受診の付き添い方法は?」「家族への対応は?」「看護師の到着が遅いときは?」など緊急時の動きについて曖昧な点があれば、各施設に用意されている「夜間緊急時の対応についてのマニュアル」で確認しておきましょう。

 

緊急時になってからマニュアルを冷静に見る余裕はないでしょうから、平時より緊急時の動きをきちんと確認し、理解してことが重要となります。

 

また、緊急時に指示を仰ぐ看護師側と動きの流れを確認し合うことで、認識を統一できよりスムーズな対応が可能となります。

さらに、AEDの講習や、緊急時の訓練などに、職場全員で参加することも万一の備えとなるでしょう。

それでも夜勤が不安な方の対策方法

引き継ぎで利用者様の体調を把握しておく

昼間のスタッフから引き継ぐ際、徘徊などのトラブルを抱える利用者様や体調が悪い利用者様の情報をあらかじめ把握・整理しておくことで、ある程度の予想がたちます。また緊急時にも、的確な行動が取れるようになります。

夜勤スタッフを2名以上配置している職場で働く

まだ夜勤の経験が少なく自信がない方には、一人夜勤の職場はオススメできません。人員不足で夜勤が一人という施設もありますが、やはり安全性や緊急時のことを考えると、経験豊富なスタッフを含めた複数名での夜勤勤務の職場が望ましいでしょう。

オンコール体制の充実している職場で働く

夜勤の看護師や医師に加え、施設長や近隣に住むスタッフがスタッフの電話に応じて駆けつけられるようなシステムがあることで、夜勤に入る方も相談する人がいるため安心して勤務することができます。

まとめ

人の命を預かる大事なお仕事だからこそ、不安も多いかと思います。
繰り返しになりますが、緊急時を想像しながらマニュアルを読み込み、演習や訓練を行っておくことで、利用者の安全を確保できます。
少しでも不安を解消して、夜勤に臨んで頂ければと思います。

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