近年、介護サービスでは充実をはかるため、介護の技術面に加えコミュニケーションスキルが求められるようになっています。
そこで今回ご紹介したいのが、接遇力・コミュニケーションスキル・高齢者や障害に対する知識が問われる「ウェルフェア・コンシェルジュ®初級」という資格試験です。
ウェルフェア・コンシェルジュ 初級 検定試験とは
試験概要
形式:学科試験(選択式)のみの在宅受験となります。
受験料:4400円
受験資格:特にありません。どなたでも受験できます。
試験日
毎年1月、5月、9月の年3回実施されています。
次回は、2019年5月26日です(申込期間は3月1日~4月30日)。
学習内容
介護における顧客満足とは、要求されるサービスの質、尊厳の保持と自立支援、接遇・コミュニケーションの基本技術、高齢者・障害者の理解など
難易度
85%以上の得点で合格
易しい試験とは言い難いため、しっかりと通信などで学習されることをお勧めします。
(株)ソラストの通信講座では、標準学習期間 は1.5ヶ月となっています。
試験内容
どのような内容が試験で出題されるのか、実際の試験問題を見てみましょう。
【例】 次の言葉は利用者さんへの言葉の特徴について述べたものです。好まれる言葉につい
て正しいものを全て選び、その記号を解答欄に記入してください。
ア.褒め言葉
イ.自分(介護者)本位の言葉
ウ.指示・命令的な言葉
エ.自分(介護者)を基準にした言葉
オ.心配り・気遣いの言葉
カ.励ましの言葉
キ.否定的な言葉
ク.利用者本位の言葉
第1回ウェルフェア・コンシェルジュ検定試験(初級 学科試験)2017 年 9 月実施分より抜粋
資格を取るメリット
介護現場では、高い介護技術に加え、利用者様とそのご家族に対してのコミュニケーションスキル・接遇が求められています。
このウェルフェア・コンシェルジュの資格を取ることで得られるメリットとしては、
①より質の高いサービスを提供できるようになり、ご自身のスキルアップとなる
②全国で通用する民間資格なので、履歴書に記入が可能
転職時に優秀な人材として評価がされるので採用がプラスの方向へと働くなどが挙げられるでしょう。
活躍の場
ウェルフェアコンシェルジュは施設系訪問系問わずあらゆる介護現場で活躍できます。
また、この資格を取ることで介護スタッフとして、そして新人スタッフを教育するリーダーとして自信を持って仕事に臨むことができるでしょう。
【例】
特別養護老人ホーム・介護老人保健施設などの介護保険施設や有料老人ホーム
訪問介護・訪問看護・訪問リハビリテーション
まとめ
利用者様とそのご家族の方に対する接遇の質は、今後介護スタッフとしての必要最低限のスキルとなってきます。皆さんも利用者様に満足してもらえる介護サービスを提供できるウェルフェアコンシェルジュの取得を考えてみてはいかがでしょうか?