一歩先行く豆知識GET!介護の日が11月11日なのはなぜ?  現役介護専門学生と、介護の日を考える!

みなさん『介護の日』をご存知ですか?介護の日にちなんだイベントが実施されている地域もあるそうですよ!今回は、未来の介護業界で活躍することが期待される現役の専門学生の皆様にご協力頂き、『介護の日』認知度調査を行ってきました!

介護の日っていつ??由来は?

介護の日は「11月11日」です。利用者、家族、介護従事者、地域など、様々な視点で介護の交流を発展させるために設定されました。厚生労働省では以下のように定義付けられています。

 

厚生労働省においては、“介護について理解と認識を深め、介護従事者、介護サービス利用者及び介護家族を支援するとともに、利用者、家族、介護従事者、それらを取り巻く地域社会における支え合いや交流を促進する観点から、高齢者や障害者等に対する介護に関し、国民への啓発を重点的に実施するための日”として、「11月11日」「介護の日」と決めました。

 

(参照 報道発表資料“「介護の日」について” )

どうして介護の日は、11月11日なの??

「いい日、いい日、毎日かあったか介護ありがとう」の語呂合わせ

「いい日・いい日」と覚えましょう。口に出してみると、何だかほっこりしてきますね♪

「11月11日」を「介護の日」とする理由

・「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」を念頭に、「いい日、いい日」にかけた覚えやすく、親しみやすい語呂合わせとしました。

(参照 報道発表資料“「介護の日」について”)

なぜ介護の日が生まれたの?社会背景は?

2025年問題とニュースで聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。人口の約3人に1人が高齢者(65歳以上)になることが予測されており、人材不足になることが問題視されているのです。

 

そこで、国全体で明るい未来を迎えるために、2025年に向けて、介護人材を増やすべく国も人材確保に努めることを謳っています。
 

今後、高齢化がさらに進行することが予想される中で、福祉介護サービス分野は、最も人材確保に真剣に取り組んでいかなければならない分野であり、福祉・介護サービスの仕事が、働きがいのある職業として社会的に認知され、特に若い世代の方々から魅力ある職業として選択されるようにする必要があります。

(参照 “介護の日・福祉人材確保重点実施期間介護の日とは”)

現役の専門学生の「介護の日」認知度は?!知っていたら差がつくかも!

日本福祉教育専門学校の生徒のみなさん約50名の回答率はこちら!

 

日々介護の勉強に勤しんでいる学生の方の中でも、認知度は14.3%という結果でした。しかし、

知っているとお答え頂いた学生の方のうち、日にちの正解率はなんと100%!さすがですね。

介護を考える!介護職を目指す専門学生に聞いた!「介護に興味を持ったきっかけは何ですか?」

人材不足と言われる介護業界。学生のみなさんは、どのようなきっかけで介護職を目指そうと思ったのでしょうか。そこには、ある共通点が見えてきました。ここでは4つの介護職を目指したきっかけをご紹介します!

 

  • 家族との関係性の中で興味を持った(19名 44%)

・祖父母の介護経験から

・家族に介護が必要になる姿を見たから

・母が介護福祉士をしていて、高齢者の方との関わりが多かったから

・祖父母にたくさん可愛がってもらったから

 

  • 職場体験や、ボランティア等、過去の体験がきっかけ(8名 18%) 

・実習でのお年寄りとのコミュニケーションが楽しかったため

・ボランティアでの障がいのある方との交流会で福祉に興味を持った

・障がいのある友人がいるから

 

  • 人の役に立ちたいと思ったから(6名 13%)

・誰かの役に立ちたいと思った

・人手不足の業界と知ったから

 

  • 退職がきっかけ(2名 4%)

・退職をきっかけに、直接人のためになる仕事がしたいと思った

・定年退職を迎え、あと10年働ける仕事が介護だった

 

  • その他業種でのお仕事をきっかけに(3名 6%)

・前職が歯医者だったから  ・保育士になるための勉強も兼ねて

 

介護職に興味を持つきっかけは、全体の約60%が家族や友人の影響や過去の経験など、「介護が身近に存在していること」が背景にある。

 

全体の約半数を占めたのは、ご家族との関係や、母親のお仕事をきっかけに介護に興味を持った方たちでした。職場体験や、過去のボランティア経験など、その方の人生の中で感じた想いが、今に繋がっている方が特に多い印象です。

 

また、退職をきっかけに、その他のお仕事から介護に興味を持ったという、新しいチャレンジとして介護を選択する方もいらっしゃいました。全体的に「身近な人を大切にしたい」という想いや「身近な人が、誰かをサポートする姿を見て興味を持つ」といった気付きから介護職を目指した方が多いようです。

 

もっと介護を身近な存在として認識できる環境が増えれば、人材不足も解決に向かうのでは?!

ふれあい・きっかけが大切!介護の日・2018年イベント一覧

全国でたくさんの介護の日にちなんだイベントが開催されています!

 

・みやぎけあフェスタ2018(宮城)

・「せたがや介護の日」 (東京都世田谷区)

・たいとう「介護の日」PRイベント(東京都台東区)

・さがみはら介護の日大会(神奈川県相模原市)

・ぐんま介護フェス2018(群馬)

・介護の日フェスティバルinけんちょう(栃木)

・介護の日2018@奈良

・「介護の仕事を知ろう」(兵庫県神戸市)

・なら介護の日2018(奈良)

・「介護就職デイ」(岡山)

・「介護の日」フェスタin広島

・みえ福祉用具フォーラム2018(三重)

・「介護の日」イベント(島根県出雲市)

・「さが介護・健康・福祉フェア2018」(佐賀)

・「介護の日」イベント(沖縄)

 

こちらは全国のイベントのほんの一部に過ぎません!きっとあなたの地域でも、介護の日にちなんだイベントや取り組みがされているはず!11月11日は、私達1人ひとりが『介護の日』に少し考えてみる・行動してみるそんなきっかけとなる1日にしたいですね!

 

11月11日というと、もしかするとポッキーやプリッツを食べたくなるという方も多くいらっしゃるかもしれませんね。是非、お菓子を食べながら、いい日・いい日を願って『介護の日』を思い出してみてください!

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事