春は心が明るくなるイベントがたくさんあります。
日本の伝統的な行事から海外発祥の比較的新しいイベントまで、非常にバラエティー豊かです。
せっかくなら、利用者さんにも春を感じていただきたいですよね。
本記事では、春ならではのレクリエーションを7つ紹介していきます。
春のイベント一覧
イベントを把握しておくことで、レクリエーションのアイデアが浮かびやすくなります。
一覧にまとめたので、ぜひ春のレクリエーションを企画するときの参考にしてみてください。
イベント |
時期 |
ひな祭り |
3月3日 |
ホワイトデー |
3月14日 |
春のお彼岸 |
3月中旬 |
お花見 |
3月下旬~4月上旬ごろ |
イースター |
4月ごろ |
エイプリルフール |
4月1日 |
花まつり(灌仏会) |
4月8日 |
忠犬ハチ公の日 |
4月8日 |
よい歯の日 |
4月18日 |
よい風呂の日 |
4月26日 |
八十八夜 |
5月1日ごろ |
端午の節句 |
5月5日 |
母の日 |
5月の第2日曜日 |
百人一首の日 |
5月27日 |
春のレクリエーション7選
具体例を交えながら、春にぴったりなレクリエーションを7つ紹介します。
お花見
利用者さんは普段室内で過ごすことが多いので、お花見は大人気のレクリエーションです。
春の心地よい空気を感じられる外出レクリエーションは、晴れやかな気持ちにしてくれます。
のどに詰まりにくい「ごはん団子」を用意したり、桜の下で記念写真を撮ったりして、楽しい時間を過ごしましょう。
※ごはん団子:もち粉の代わりにお米を丸めて作るお団子。
ただし、春でも冷え込む日があるので、利用者さんの体調を考慮し、長時間のお花見は控えておくのがおすすめです。
春の壁画作り
春はモチーフになるアイテムが多いため、壁画作りも盛り上がります。
例えば、満開の桜の木をモチーフに壁画を作って施設内に飾れば、お花見に行けない利用者さんにも春を感じてもらえるでしょう。
他にも「端午の節句」であれば、以下のモチーフがよく作られます。
- 鯉のぼり
- かぶと
- ショウブの花
壁画作りはパーツごとに作業できるため、利用者さん一人一人の得意分野に合わせた分担作業が可能です。
つくったパーツを組み合わせて1つの壁面を作り上げることで、一体感や達成感も味わえます。
園芸
色とりどりの花が美しい春。レクリエーションの一つとして、園芸活動もおすすめです。
園芸は自然と触れ合う活動なので、体を適度に動かしながら春を満喫できます。
視覚・嗅覚・触覚などのさまざまな感覚を刺激され、認知機能にもよい影響を与えます。
施設に庭や花壇がない場合でも、プランターや土を用意すれば花を植えることが可能です。
ぜひ積極的に取り入れてみてください。
春の運動会
近年、春に運動会を開催する小中学校が増えています。
高齢者レクリエーションでも、春の運動会を開催してみてはいかがでしょうか。
春の運動会レクリエーションでは、以下の競技がおすすめです。
- 玉入れ
- じゃんけんリレー
- スプーンでピンポン玉渡し
- 輪投げ
チーム対抗戦にする場合は、チーム名を春の花や虫の名前にすると春らしさを取り入れられるでしょう。
また、運動会で定番の「天国と地獄」や「道化師のギャロップ」をBGMとして流せば、運動会気分で盛り上がります。
春の折り紙
折り紙は誰でも昔から馴染み深く、人気のレクリエーションです。
指先の細かい動きや集中力が必要になるため、認知症予防が期待できます。
また、折り紙レクリエーションは座ったままでも参加できるため、多くの利用者さんに楽しんでもらえるのが魅力です。
ひな祭りにちなんだ「おひなさま」や、母の日にちなんだ「カーネーション」など、春のイベントに合わせた折り紙に取り組んでもらいましょう。
春の工作・塗り絵・なぞり書き
春には工作にうってつけのモチーフがたくさんあります。
例えば、チューリップや菜の花などの色鮮やかな花々。
春の花をテーマに塗り絵をしたり、色画用紙を使ってリースやつるし飾りなどを作ったりすれば、完成後も飾って楽しめます。
また、5月の「百人一首の日」にちなんで「百人一首のなぞり書き」もおすすめです。
手指を動かすレクリエーションとして、春の和歌を親しんでみるのはいかがでしょうか。
春の歌唱曲
歌唱は定番レクリエーションです。
春の歌には、美しい情景をテーマにしたものや、出会いと別れを歌ったものなど、心を動かす名曲が多くあります。
レクリエーションにおすすめしたい春の歌唱曲は以下の通りです。
- さくらさくら
- 春の小川
- 春が来た
- 荒城の月
- 花
- 春一番(キャンディーズ)
- 贈る言葉(海援隊)
カラオケで歌うのも、皆で合唱するものよいでしょう。
歌詞に出てくるものの動きを手で表現したり、足を動かしたりすることで、ゆるやかな体操にもなります。
まとめ
春は気候が暖かく、イベントの多い季節なので、さまざまなレクリエーションに取り組みやすい季節です。
室内・屋外を問わず、楽しめるレクリエーションが豊富にあります。
天候や体調に応じて春らしさを演出し、利用者さんに季節感を満喫してもらいましょう。