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生活相談員は介護施設で必ず1名以上の配置が必要な職種であり、相談援助の専門職です。私は生活相談員として働いていた経験がありますが、その業務は大変な部分もありますが、やりがいを感じる部分も非常に多いです。生活相談員として勤務していた私の体験談をご紹介していきます。

私の経験談

私が生活相談員をしていた頃、ある高齢者の方の入居希望がありました。

その高齢者の方は認知症が非常に進んでおり、他の施設に入居していましたが退居させられて一時的に自宅で生活をしていました。しかし、ご家族も限界が来て再度施設の入居を希望したのです。

私は実際にその方のご自宅に行き様子を伺いましたが、確かに重度の認知症で在宅介護をしていくことが困難な状態でした。ご家族の苦労も理解したので受け入れたかったのですが、介護職員に相談をすると「そんな大変な方の面倒を見ることは難しいのでは」と拒否をされてしまったのです。しかし、その一方で施設長に相談をすると「今は入居率が低いから、介護職員を説得して、入居してもらいましょう」と言われ板挟み状態になってしまいました。

介護職員の言い分も分かりますし、施設長の意見も理解できます。ただ、何を優先すべきなのか判断に迷ってしまいました。

そこで、私は施設内で話し合いの場を何度か持ち、介護職員を説得することに成功しました。施設への入居が決まり、ご家族の方が大変喜ばれたことは今でも覚えています。この時、私は生活相談員という仕事にやりがいを感じました。

しかし、大変だったのはそこからです。

入居されたその高齢者の方は、職員に暴力を振るったり、物を壊したりと問題行動が多く、介護職員からは「生活相談員や事務員は入居率だけ見ていればいいから気楽だね」と嫌味を言われてしまうことも。

自分も何か力になれることがあればと思い、カンファレンスなどに積極的に参加をして、介護職員と一緒になって対策案を考えました。そうしたみんなの努力もあって、その方も落ち着いて生活を送ることができるようになりました。

嫌味を言っていた介護職員にも「一緒に対策を考えてくれてありがとう」と言っていただけました。

生活相談員は大変な仕事ですが、その分やりがいもあり人間的に成長をする事ができたと思います。利用者様やそのご家族の喜ぶ顔、介護職員が喜ぶ顔が私のやりがいに繋がるのです。

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