ケアマネに向いている人と向いていない人の違いとは

まずはじめに

ここでお話するケアマネとは、在宅利用者のケアプランを作成する居宅介護支援事業所の居宅ケアマネのことをいいます。在宅の要介護者の生活を支えるケアマネ、その仕事に向いている人、向いていない人をまとめてみました。

ケアマネに向いていない人

・自信がない

ケアマネの仕事は、利用者から話を聞いて適切な介護サービスを提供することが大切です。アセスメントやモニタリングから、こういったサービスが必要だなと判断し、提案します。

利用者はどうしていいかわからないからケアマネに頼ることが多いので、ここではっきりと必要性を言いきることができなければ利用者は不安に駆られてしまい、信頼関係を得ることができません。

 

・コミュニケーション能力がない

利用者のみならず、事業所や役所、病院関係者と密に連携を図らなくてはいけないのがこの仕事。しかも各事業所の間に立つのがケアマネですから、円滑な関係が築けるように気を配る必要があります。

人と話をするのが苦手、好きじゃない、そういう人はかなりストレスがたまると思うので、ケアマネの仕事は向いていません。

 

・フットワークが重い

日頃のモニタリング訪問もそうですが、利用者が利用する事業所へ書類を届けたり、入院したら病院に行ったり、役所へ手続きに行ったり、とにかくケアマネの仕事は外回りが多いです。また、急な相談等で呼び出しを受けて出かけることもあります。

こういったことを面倒くさいと思ってしまったり、効率よく外回りをさばけないような人でしたら、仕事がうまくこなせず、利用者や事業所からも信頼されません。

ケアマネに向いている人

・人の話をきちんと聞くことができる

「傾聴」という言葉がありますが、介護職、特にケアマネにとっては非常に大切な技術の一つです。

利用者や家族がうまく言えないことを上手に聞き出し、アドバイスする、ケアプランの提案をする、これができる人がケアマネに向いています。介護の悩みは言いにくいことも多いので、心を開いて本音を話してもらえるようなケアマネになりましょう。

 

・ダメなことをダメと言える

介護保険は非常に複雑ですので、なかなか利用者や家族に理解してもらえないことがあります。

介護保険ではできないことをしてほしいと言われたり、無茶なことを言われることが実際の現場では多くあります。そこで流されてしまうと何のためのケアマネかわかりませんので、きちんと説明し納得してもらう、納得してもらえなくてもダメなことは認めない、毅然とした態度を保たなくてはいけません。

 

・メンタルが強い

一番大切なことはこれでしょう。実際に働いてみると、なんて謝ることが多い仕事なんだというくらい、いつもあちこちに頭を下げています。上記のように利用者から無茶を言われることもありますし、事業所と利用者の間に入ってもめ事を仲裁したり、わりと大変な場面も多いので、そこをひょうひょうとくぐり抜ける精神力が絶対に必要です。

まとめ

以上、ケアマネに向いている人向いていない人の条件をまとめてみました。

他の介護職と少し毛色の違う職種なので、どんな仕事かわかりにくい部分もあるかと思いますが、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

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