「未経験から、介護職を目指すのは大変?」と、気になっている方もいるかもしれません。
介護職は、経験がなくてもチャレンジできますが、不安なこともたくさんありますよね。
今回は、未経験で介護職を目指すメリット・よくある不安と解消方法・おすすめしたい職場の特徴を紹介します。
目次
未経験から介護職を目指すメリット4選
未経験の方が、介護職を目指すメリットはたくさんありますが、中でも注目したい4つのメリットを紹介します。
正社員への道が拓けている
介護業界は、経験がない方や異なる業界で活躍していた方にも、働くチャンスが広がっています。
高齢化社会が進む一方、介護施設の人手は不足している傾向があり、「未経験歓迎」の求人が多く存在しているためです。
他の業界に比べて、未経験からスタートする方も多いため、正社員になりやすい利点があります。
経歴や年齢に関係なく挑戦できる
介護業界には、経歴・年齢不問の求人が豊富にあります。
20~40代はもちろん、50代からの転職にも前向きで、異業種からの転職でも、年齢を気にせず応募できる環境が整っています。
幅広い年齢層の方が活躍しているため、やる気があれば、何歳からでも仕事を始められます。
資格や経験でスキルアップできる
様々な介護関連資格があり、経験に応じて取得していくことで、活躍の場を広げることができます。
例えば、初めて介護に携わる方向けの「介護職員初任者研修」や、より上位の「介護福祉士実務者研修」などです。
さらに、「介護福祉士実務者研修」と実務経験を組み合わせて取得できる「介護福祉士」という国家資格もあります。
上位資格を取得すれば、リーダーや管理職としてのキャリアを築くことも可能です。
また、資格に応じて「資格手当」が支給されるのが一般的です。
充実感を味わえる
介護職は、支援や介助を必要とする高齢者の方々に関わる仕事です。
身体的な援助だけでなく、心にも寄り添う仕事であるため、本人やご家族から感謝されることもたくさんあります。
本人やご家族の生活に良い影響を与えられた際には、充実感を味わえるでしょう。
また、人生経験豊富な利用者さんとの関わりから学べることも多く、他の仕事では得られない感動があります。
未経験者が抱える不安と解消方法
これから介護の業界に挑戦する際に、感じることの多い不安と解消方法を紹介します。
体力面が不安
介護の仕事では、利用者さんの体を直接支える場面も多々あります。
そのため、腰に負担を感じたり、体力面で辛さを感じたりする方も少なくありません。
しかし、身体介助の理論を学び、正しい介護方法を身に付けることで、体力面の負担を和らげることが可能です。
また、利用者さんの「要介護度」によって、介助の度合いも異なるため、体力面に不安のある方は、職場選びのタイミングで確認しておきましょう。
▼「要介護度」についてかこちらの記事をチェック!
夜勤が不安
入居施設で働く場合は、夜間の対応も必要です。
一般的に夜間は、日中よりも職員の人数が少なくなります。
しかし、未経験の介護職員が、少人数の夜勤をいきなり行うことは、ほとんどありません。
OJTや研修を終えてから、夜勤に入るのが通常です。
どうしても不安な場合は、夜勤のない「デイサービス」や「デイケア」などの通所施設、または日勤だけ働ける入居施設などで、働く選択肢もあります。
精神面が不安
介護の仕事では、関わっていた利用者さんとの別れや、認知症の症状がある方の対応で、精神的な負担を感じる場面もあります。
共感しすぎてしまったり、自信がなかったりする方は、はじめは要介護状態が低い施設を選ぶことも、一つの手段です。
特に、要介護状態が高い施設には、「看取りケア」も行う場合が多くあります。
多くの介護職の方が悩むところですので、無理をせず考えてみましょう。
向いているのか不安
そもそも自分が介護職に向いているのか、始める前は自信が持てませんよね。
多くの方は、同じように不安を抱えながらスタートしますが、仕事を覚えていくうちに、自然に慣れる場合がほとんどです。
そのうえで、コミュニケーション能力は、特に仕事に役立つといえるでしょう。
利用者さんやご家族、職員同士のやりとりの中で、会話や傾聴のスキルは有用です。
介護の技術も、コミュニケーション能力も、仕事を行う中で少しずつ身に付けられます。
仕事を覚えられるか不安
経験のない仕事を始めるときは、仕事を覚えられるか不安に感じるでしょう。
介護は、未経験からスタートする方が多い業界です。
そのため、初めて介護に関わる方でも、段階的に学んでいける教育体制が整っている施設が多い傾向があります。
先輩が側で業務を教えてくれたり、研修体制が充実していたりするため、無理なく仕事を覚えられる環境になっています。
未経験者におすすめの職場の特徴
未経験で介護の仕事を始める方に、おすすめの職場の特徴を3つお伝えします。
教育環境が整っていること
教育環境が充実している職場は、仕事を覚えやすく、経験のない方でも働きやすくなっています。
研修の機会を定期的に設けている施設も多く、一人前の介護職員になったあとも、介護知識をアップデートして成長でき、長く働くことが可能です。
そのため、未経験から着実にスキルを身に付けられる、研修・教育制度が整っている職場を選びましょう。
規模の大きな施設であること
人員が極端に不足している施設や、規模が小さすぎる職場の場合、先輩が業務で忙しく、研修の時間を十分に確保できない可能性があります。
規模の大きな施設であるほど、余裕を持って働きやすいため、新人でも行える難易度の低い仕事から、任される傾向があります。
介護の仕事が未経験の方は、できるだけ大きな規模の施設を見つけましょう。
日勤帯を中心に働けること
介護が未経験の方は、夜勤の仕事が難しいと感じる場合が多くあります。
そのため、介護の仕事に慣れるまでは、夜勤に入らずに日勤帯を中心に働ける職場を選ぶとよいでしょう。
面接時に確認することで、新人職員の夜勤についてどのような考えを持っている職場なのかがわかります。
質問するのが難しい場合、私たちのような転職エージェントを経由して、確認するのも一つの手です。
まとめ
未経験から介護職を目指す場合、「正社員になりやすい」「資格でキャリアアップできる」などのさまざまなメリットがあります。
教育の制度が整っている施設や、規模が大きめの職場を選ぶことで、初めてでも安心して働けます。
自分に合った施設を知りたい方は、ぜひ転職サポートをお申込みください!