長寿を迎えられることはは、非常に喜ばしいことです。老人ホームやデーサービスでは、長寿のお祝いとして様々な取り組み行っておりますが、「どのように企画したらいいのか分からない」「あまり喜んでくれなかった」という声も聞きます。また、新人職員などお祝いをする事に慣れていない場合は、準備をするだけでも大変です。ここでは、長寿のお祝いを盛り上げるアイデアについてご紹介していきます。
目次
いつもと違う雰囲気作りをする
長寿のお祝いをする際にはいつもと違う雰囲気を作って、非日常感を味わってもらうことが大切です。では、いつもと違う雰囲気はどのように作れば良いのでしょうか?
例えばお祝いする方にちゃんちゃんこの衣装を用意すると、特別間が演出されるため雰囲気がガラッと変化します。お祝いする方には、年齢に合った衣装を着てもらうようにしましょう。例えば、80歳の傘寿であればお祝いの色は黄色です。90歳の卒寿や100歳の百寿は白というように年齢によってお祝いの色が違います。
衣装の用意が難しければ、ひざ掛けなどをお祝いの色にするなどの工夫もあります。職員も出来るだけ衣装を意識して、いつもと違う雰囲気を演出することが大切です。
飾り付けを行う
飾りつけをするのも雰囲気作りには良いといえます。ただし、飾りつけに関しては一から全て用意をすると大変ですので、出来れば前回作ったものを捨てずに保管をして再利用するようにしましょう。
業者によっては飾りつけー式を販売していることもありますので、最初はお金がかかりますが購入をしてお祝い用に保管をしておくのもオススメです。長寿のお祝いの場合は、金や銀色などを組み合わせて出来るだけ豪華にすると、お祝いの雰囲気が出て華やかになります。
音楽で雰囲気を変える
雰囲気を演出するのに、音楽は最適です。音楽一つで雰囲気が変わりますので、是非流しましょう。音楽を流す際には出来ればお祝いの歌がお勧めですが、特に決まりはありません。出来るだけ明るい曲調の音楽はもちろん、クラシックなどもお祝いには良いといえます。またお祝いする方が好きな曲や思い出の曲を流すのもオススメです。
CDなどを準備する必要がありますが、インターネットで音楽を流す事も出来ますので、出来るだけ用意が簡単なものにしておきましょう。
感動する長寿のお祝いにする為には
せっかく長寿のお祝いをするのであれば、 心に響くような感動できるお祝いにしてあげた方がやりがいにも繋がります。感動するお祝いにする為には、どのようなポイントがあるのでしょうか?
家族の協力を得る
老人ホームでお祝いをする際には、職員と利用者様だけで行うことが多いと思いますが、家族にも協力を得て感動するような演出をする事もできます。例えば、息子や娘、兄弟に手紙を書いてもらって呼んでもらう、お花を用意して家族から渡してもらうといったことをすれば本人はもちろんですが、周りの利用者様もとても感動できるでしょう。
「家族にそんなこと頼んでいいのか」と思う方もいると思いますが、その辺は施設の管理者や上司に確認してからお話するようにした方が良いです。ほとんどの家族は了承してくれるでしょう。
他の利用者様の協力を得る
老人ホームであれば、他の利用者様の協力を得ることも感動する長寿のお祝いになります。例えば、いつも一緒のテープルでご飯を食べている他の利用者様から花束を渡したり、お祝いのコメントをもらったりです。
特にサプライズで行えば、 とても驚かれますし喜ばれるでしょう。
長寿のお祝いをもっと楽しむポイント
長寿のお祝いをする際には様々な盛り上げポイントがありますが、上記でご紹介した方法以外にどのような取り組みがあるのでしょうか。
思い出に残すことが大切
長寿のお祝いをして、それで終わりというのは味気が無いですし、後に残りません。思い出に残るように工夫をしてみましょう。その日のことを写真に撮って部屋に飾ったりすることはもちろん、 アルバムを作成したり、 映像に撮って記録をしたりなど、様々な方法で思い出を残しましょう。
食事はいつもと違う雰囲気で
食事は予算の関係などがありますので、豪華にすることは難しいと思いますが、お金を出来るだけかけずにいつもと違う雰囲気にしていくのも良いでしょう。
例えば、いつもより凝った飾りつけをする、いつもと違う器に入れる、いつもと違う場所で食べるなどの方法で楽しむことが出来ます。
ある老人ホームでは長寿のお祝いには、 外にテーブルを出して外で食べるという取り組みをしているところもあります。
まとめ
長寿のお祝いを老人ホームで行うことは難しいと感じている方が多いですが、やり始めるととても楽しいものです。 感動をして泣いてくれる方もいますし、「ありがとう」と感謝の言葉を何度も言ってくれる方もいます。
仕事をしながらですので、時間や準備が必要になりますが、感動や感謝されるととてもやりがいに繋がります。もし長寿のお祝いで苦労をしている方は是非参考にしてみてください。