介護の仕事を選んだ理由【幼少期から介護が身近にあったK.Aさん】

あなたはなぜ介護の仕事を選びましたか?介護の仕事を選んだ理由は人によって様々。クリックジョブ介護では、なぜ皆さんが介護の仕事を選んだのか、紹介していきます。 第1回目の今回は、幼少期から介護が身近にあったという、北海道在住の25歳男性K.Aさん(仮名)の介護の仕事を選んだ理由、仕事内容、やりがいをご紹介します。

介護の仕事を選んだ理由

そもそも私が介護の仕事に興味を持つようになったのは、物心がついた時。私の実家は二世帯住宅で1階に祖父母が住んでいたのです。ある時祖父が孫の私達と雪かきをして、家に入った瞬間に脳梗塞で倒れてしまい右麻痺になってしまいました。そこから祖母が自宅で介護をすることになり、在宅での介護が始まりました。

 

そういったこともあり、家族が病人になったら家で見るものだと感じていました。今振り返ると、幼い頃から介護というものが近くにあったことが、介護の仕事を選んだきっかけなのかもしれません。当たり前のことをしてお金がもらえるならと思い、高校卒業後福祉系の専門学校へ入学し、福祉の仕事に就くことになりました。

現在の仕事内容と1日のスケジュール

現在は生活相談員兼介護員として、ショートステイで働いています。主に居宅事業のケアマネと調整し新規の利用者の相談や家族との調整等を行いながら、現場で介護をしています。1日の流れとしては、夜勤の明けの職員からの申し送りを確認し、当日の入所者の送迎確認と退所者の確認をします。受診等があれば家族と連絡し仕事が始まります。居室の掃除や朝食の後片づけを行い、朝食後の利用者に対し歯磨きなどの口腔ケアの支援等を行います。血圧測定やトイレ介助、おむつ交換も行い、足りなくなった資材(おむつや清拭、手袋)の補充を行います。相談員は利用者様の送迎も行い、荷物の確認をして薬などはナースに仕分けしてもらっています。

 

10時頃になるとレクや体操、水分摂取を行います。そして昼食になり、配膳や食事介助を行います。午後からは入浴が始まるので、バイタル測定し着替えの準備をすることになります。特浴と一般欲を一人で行うので入浴担当者以外の職員と連携して入浴を行っていきます。15時になるとおやつと水分摂取、午後の余暇活動を行い、その日に帰る方の荷物を確認し送迎を行います。夜勤者が出勤したら日勤中の出来事を伝え、夕食準備に取りかかります。夕食後は、歯磨きをしてパジャマに着替える介助をし、就寝準備を行います。そして、夜勤者が眠剤等を配り1日はおしまいです。夜間帯は21時、0時、3時で巡回を行い、コール待機やおむつ交換、トイレ介助、体位交換等を行い、朝を迎える流れになっています。

介護の仕事のやりがい

私は介護の仕事をして5年目になりますが、生活するうえでの不自由なところを助けることが介護の仕事だと思っています。その一つ一つに介入することで、一人でご飯が食べられない人が食べられるようになったり、笑顔が見られたりとそんな些細なことでやりがいを感じます。こんな簡単な仕事に感じるかもしれませんが、利用者様の当たり前の生活というものを理解するために、家族や出身地、病歴、趣味等多数のことを理解する必要があるため、苦労もあると思います。

 

しかしそこは影で努力をする部分であって、利用者様に対してはその細かなことを理解したうえで、接することで利用者の当たり前の生活やその人らしい生き方というものが見えてくればいいなと考えております。ご家族からも、「お母さん笑顔が増えたよ。」「家に帰ってからも食事を自分で食べようとしていたよ。」等の嬉しい言葉をいただくこともあり、やりがいに感じています。身近な家族が感じる変化こそ本当の変化であり、その方らしい行動なのではないかと思います。

 

ケアビット
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