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全国各地の介護施設やイベントで介護体操を行っている「ごぼう先生」は、いわゆる介護レクのプロ。その活躍ぶりは、テレビや新聞など多くのメディアに取り上げられています。今回はそんなごぼう先生に、介護職員が抱えるレクの悩みを聞いてもらいました!

ではAさん、さっそくお悩みを教えてください!

介護職員Aさん:どうしても恥ずかしいという気持ちがあり、大きい声を出したり、人前に立つことが苦手です。克服する考え方や方法があれ教えて下さい!

介護職員Aさん:はい!『恥ずかしい気持ちの克服法』についてお答えします。

 

恥ずかしい気持ちが生まれる理由は、『未来の予測』ができないから。

職場で未知のアクションをした時に、ご利用者様や、周りのスタッフがどのような『反応』をするのか予測できない。その予測不可能な怖さこそ、恥ずかしさではないかと思います。

 

例えばカラオケ店に行き、慣れ親しんだ友達の前や、家族の前で歌うことはできるかと思います。しかし、突然職場の中で「歌って下さい」と急に言われたら緊張してしまいますよね。

 

つまり、恥ずかしい気持ちは、自分自身の問題ではなく、周りの人の『反応』の問題なんです。この『反応』を感じることができない方は、空気がよめない人と言われてしまいます。だからこそ、職場に馴染むためには、ある程度の恥ずかしさは必要な要素だと思います。

 

私はごぼう先生として、全国各地の介護施設やイベントで体操を行っています。参加者が20人くらいの施設もあれば、300人のホールで体操を行うこともあります。そして、平均年齢が50歳くらいのときもあれば、80歳を越えることもあります。

 

そのため、体操の内容・話し方・言葉選びは、会場に来た皆様やスタッフの皆様の『反応』を見て、その場その場でチョイスしています。その『反応』を繰り返して体感していくと、『自信』に繋がり、自然と恥ずかしさが和らいでいきます。そうすると、最初と比べて自然と声量もでてきますし、恥ずかしさも周りの反応を楽しむ気持ちの余裕も出てきます。経験を重ねて徐々に苦手を克服していきます。

 

一番いけないことは、『恥ずかしい』を理由に何もしないことです。これは、『やらない』のではなく、『できない』と言っているのと同じです。

 

ただ、どうしても大きな声が出せない。人前に立てない方もいらっしゃいます。決して無理をしてはいけません。その際は、「できない」ことを正直に職場の仲間に伝えましょう。レクの企画や準備など他にもお仕事は、必ずあります。

 

自分の心と表情は、鏡のように相手に跳ね返ります。

是非、失敗して、恥ずかしさを感じながらも、『未来の笑顔』を想像しながら、コツコツと反応を探ってみてください!

 

その経験は必ず、恥ずかしさの克服に繋がり、職場でより必要とされる存在になることに繋がります!

 

また、ちょっと強引な克服法ではありますが『ごぼう先生』のようにレクレーションを行う自分にニックネームを付けて、自らを別のキャラクターとして、作り上げてしまうのも一つの方法です。もしくは、極端ですがマスクを被ったり、お面をつけたりするのも、もう一人の自分になりきるスイッチが入るのでオススメです!

ごぼう先生、アドバイスありがとうございます!
続いての方のお悩みを聞いてみましょう。

介護職員Bさん:私の施設では、レクの担当が毎回変わります。そのため、職員同士でレクの際に協力する為の工夫を知りたいです。

 

ごぼう先生が職場の仲間にレクの方法を指導している時に工夫をしていることがあったら教えてください。

ごぼう先生:レクの際に、私がスタッフに対して気を付けていることは、「私(ごぼう先生)の様に・・・」とは絶対に言わないようにしていることです。

 

スタッフ一人一人の個性を尊重して、自由に働ける職場の方が、必ずスタッフ1人1人が高齢者の笑顔を一人一人がつくれるようになるからです。

 

レクには『柔軟性』が重要だと考えています。介護が必要な方が100人いれば100通りの介護の仕方があります。0から1を生み出すように、創作の繰り返しになります。そのため、毎回、毎回反応が違うことはあたりまえなのです。

 

ご利用者様と、レクリエーションを行うスタッフの起こす『化学反応』を私自身もいつも楽しみにしています。失敗しながらも楽しんで、素敵な仲間といつも仕事をしています!

 

また、みなさんは『ファシリテーター』という言葉をご存知ですか?

ファシリテーターとは、集団活動そのものには参加せず、あくまで中立的な立場から活動の支援を行うようにすることです。

 

例えば会議を行う場合、ファシリテーターは会議の日時調整や進行は行いますが、自分の意見を述べたり意思決定をすることはありません。利害から離れた客観的な立場から適切なサポートを行い、メンバーに主体性を持たせることができるとされているのです。日本語では「調整役」や「促進者」などと訳されます。(コトバンク参照)

 

少しレクリエーションの立場とはズレているように見えますが、ご利用者様は『楽しむ』、スタッフは『楽しむ場をつくる』ファシリテーターなのです。つまり、実際にレクを行わない職員も、一緒に場を楽しむために協力し、必要があればサポートもするのです。

 

下記はレクの促進者、つまりレクリエーションファシリテーターに大切な3大ポイントです。

 

1、感受性を豊かにすること

2、尊厳の気持ちを持ち、先走らないこと

3、失敗を恐れないこと

 

「みんなでレクを成功させる!楽しむ!」という共通の認識を持って、レクを行うスタッフが自由に動きやいよう、スタッフ一丸となって協力しましょう!

 

 

以上、ごぼう先生からのアドバイスでした。

次回からのレクに役立てば幸いです!

またレクに役立つ情報満載の、ごぼう先生の本もございます!

ぜひ参考にしてみてください!

 

<ごぼう先生のプロフィール>
1985年愛知県生まれ/ごぼう先生こと簗瀬寛/鍼灸師/社会福祉主事/障害者スポーツ指導員(初級)/介護予防の「大人のための体操のお兄さん」として全国で健康体操を広めている/趣味はボクシングでインターハイや国体出場経験もあるほどの実力者!

 

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