封筒
封筒の表の中央に「退職届」と記入します。
裏には部署名と氏名を左下に記入します。
退職願と退職届はどちらも民法および労働契約法の「労働契約の解約の申し入れ」を行うための書類です。一見同じようなものに思えますが、それぞれが持つ効力に少し違いがあります。
退職願とは会社との労働契約の解約を願い出るものです。退職願はあくまで「退職をしたい」という意思を一方的に伝えるものであるため、提出した時点では退職となりません。そのため、相手が承諾をするまでは撤回することができます。また、書面の退職願の提出は必ずしも必要というわけではなく、口頭による退職願の場合もあります。退職願を提出したのち、上司との交渉を重ねていき、合意、退職願の受理が行われたときに退職となります。
一方退職届とは、正式に会社に対して労働契約の解約を届け出るための書類のことを言います。退職届は提出した時点で退職となり、撤回することができません。よって、多くの場合は退職交渉をしたのちに提出を求められる書類です。また、退職の引き止めに合いそうな場合などにも退職願よりも強く退職の意思を伝えるために提出する場合があります。
退職をする際、会社側から求められていなくてもどちらかは必ず提出すべき正式な書類です。書き方に間違いがないよう、丁寧に確認しながら書いていきましょう。