杖歩行(つえほこう)
杖歩行とは、足の不自由な方や筋肉の機能が低下した高齢者が杖を使って自分で歩くことを指します。かつては杖の種類は少なく選択肢が限られていましたが、高齢化社会の中で需要が高まり、最近では色・デザインや価格、介護度の高さに応じて自分に合ったものを選べるようになってきました。杖歩行の介助の際、介護者は歩行者のやや後方、杖を持っていない側に立ち、歩幅や歩くスピード、杖をつく位置、姿勢を観察し見守ります。障害物はないか、床に物が落ちていないかなど周囲の環境を配慮することや歩行途中の休憩のためにあらかじめ椅子を準備しておくことも重要になります。