チームアプローチ
チームアプローチとは様々な職種でチームを編成して課題解決に向けて連携、協働を行うスキルを言います。多様化する利用者やその家族のニーズに合わせて、利用者の周辺にいるすべての人々のネットワークを重視する考え方を念頭に置くことから、利用者にも支援者や介護者にとってもメリットがあります。前者のメリットは数多くの専門家の目線を取り入れることが可能になり、包括的にサービスやケアを受けられるという点にあります。関わる専門家の立場からも、複数の職種から助言を受けることができるため、ケアする上で発生する困難や難点を共有して一人で抱え込む必要がなくなるという利点があります。医師、看護士、社会福祉士や介護福祉士などの国家資格に位置づけられ、ホームヘルパーやケースワーカーをはじめとした幅広い分野に関わる職種にも求められる技術でもあります。チームアプローチが達成されると、各方面への信頼が生まれて利用者一人ひとりが安心した生活を送れるようになります。