スーパービジョン

スーパービジョン

 

スーパービジョンとは指導、助言、管理などといった意味がありますが、介護分野ではとくに介護に携わるスタッフや専門家同士が互いに助け合って技術の向上をはかったり問題解決するための協力をする際に行われる建設的な指導や助言を指す言葉として使われています。助言や指導を行う人をスーパーバイザー、助言を受ける立場の人をスーパーバイジーと呼びます。


これには多くの機能があり、介護業界を支える大事な養成の場となっています。まずはじめに介助者を支える支持的機能を見ていきましょう。介護の現場では多くのストレスを抱えながら働いている職員が多く、心身ともに疲弊して意識が低下することが多々あります。それを防ぐために、スーパーバイザーが指導、援助を行うのが大切な業務です。また自己覚知を促し、要介護者としっかり向き合うことができる介助者の育成を促します。


続いて介助者を教育する機能として、理論と実践を結び付けた上で、必要な知識・技術・価値を伝える場でもあります。介護における知識というのはそのまま受け取ったのでは現場で使うことが難しく、どうやって理論を実践へとつなげていくかの指導を受けることができます。
そして最後に管理的機能です。職員1人1人が組織として、チームとして協力し合える体制を築くためにも、それぞれの能力に応じたポジションを適切に与えていく必要があります。


上記で挙げた通り、スーパービジョンには多数の機能があり、すべての機能が介護施設を運営していく上で必要不可欠なものとなっています。こうした場をしっかりと設けられる施設が少なくなってきている現状もありますが、今一度スーパービジョンの大切さを実感し、こうした場を大切にしながら職員同士協力し合って仕事に向き合える環境を作っていきましょう。

 

 

ケアラビNEWSのトップに戻る

 

介護業界用語録トップに戻る

 

介護業界用語録サ行のトップに戻る