介護療養型医療施設

介護療養型医療施設

 

介護療養型医療施設は、厚生労働省が定めた介護保険施設のひとつです。この施設では、介護度が高めの要介護者が、長い期間安心して介護・医療面で充実したサービスを受け入所することができます。施設は、介護保険が適用される介護療養病床と医療保険が適用される医療療養病床の2つに分けられます。65歳以上の要介護1以上であれば原則として入所できます。

 

施設には、介護職員や介護福祉士の他に、医療スタッフである医師や看護師が常駐しています。そのため、機能訓練など回復期リハビリテーションや身の回りの介護に加えて、老人ホームなどにはない充実し満足のいく医療ケアを受けることが出来ます。入居者のほとんどは、病院に併設されていることが多いことから、療養病棟・入院病床の環境に近く、相部屋で4人部屋などの多床室のケアが多いのが現状です。

 

また、充実した介護、医療、看護ケアや機能訓練士による回復期リハビリテーションが受けられる一方、レクリエーションなどの楽しみながら体操や体を動かすことや、掃除や買い物などの生活支援サービスは少ないのも特徴です。2012年以降、介護療養型医療施設の新設はなく、長期間の入居が出来ることや比較的安い費用のため、空きが出にくい入所することが難しい施設といえます。

 

 

ケアラビNEWSのトップに戻る

 

介護業界用語録トップに戻る

 

介護業界用語録カ行のトップに戻る