軽費老人ホーム
軽費老人ホームは、Ａ型・Ｂ型・ケアハウス（Ｃ型）の3つがあり、その総称を呼びます。他の老人ホームと比べて、自治体や国から運営する補助資金が供給されることから、利用者は安く施設に入居することができます。対象は、60歳以上の住居や家庭の事情によって従来の住居生活が送れないが、身の回りのことは自分で行うことが出来る方が入所できます。夫婦の場合、どちらか一方が60歳以上であれば、入所することができます。その他、健康状態や身元保証人などはホームによって条件が様々です。
Ａ型は、自炊などが出来ない利用者さま向けの老人ホームで、食事サービスがあります。初期費用は0～30万円、月額6万円から入所できます。Ｂ型は、自炊が出来る利用者さま向けの老人ホームです。初期費用は0～30万円、月額3万円から入所できます。ケアハウスは、食事サービス、掃除・洗濯・買い物などの生活支援を受けられます。また、介護サービスを受けられるもの（介護型）と、外部の介護サービスを利用する（自立型）2つの施設があります。介護型は、要介護1以上の認定を受けた65歳以上の方が入居できます。
初期費用は0～1,000万円、月額費用は5万円からです。自立型の月額費用は一緒ですが、初期費用は0～30万円程度です。3つのホームのうちＡ型・Ｂ型は老人福祉法に定められた施設になり、1990年以降ケアハウスが開設されてから新規開設はありません。そのため、今後はＡ型やＢ型もケアハウスに建て替えられていく傾向にあります。
