喀痰(かくたん)

喀痰(かくたん)

 

喀痰(かくたん)とは、痰を吐くこと、または吐いた痰のことを言います。高齢者は、自力で痰を出す能力が衰えている場合があるため、痰が詰まって呼吸困難になることを防ぐために、看護師や介護士などが吸引器などを用いて痰を取り除く必要があります。気道の表面は肺からのどへ向かって常に運動しており、分泌液にくるまれた病原体がその運動によってのど、そして口から外へ喀痰として排出されます。そのため、喀痰検査は痰を採取してその中にどのような病気が含まれているかを顕微鏡で観察する検査で、呼吸器の病気を診断するためには不可欠です。

 

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