半盲
半盲とは、視野の半分が欠けて、見えなくなってしまう状態を指します。半盲には、右側半盲と左側半盲のように両眼視野の同じ側が見えなくなる同名半盲と、両耳側半盲と両鼻側半盲のように両眼視野の反対側が見えなくなる異名半盲とに分けられます。
視野検査によって視野の中のどの部分に異常があるかを調べ、原因を特定するために画像検査、髄液検査、血液検査も行われることがあります。原因としては視野を形成する部位の脳梗塞や脳腫瘍、外傷などが挙げられ、原因に応じて治療を行います。視野の欠損のある側のものが見えにくいため、コップを倒してしまったり、人にぶつかってしまったりと日常生活に支障をきたすため、周囲のサポートが重要となります。