嚥下(えんげ)

嚥下

 

嚥下は「えんげ」と読み、食物を飲み下すことを指します。口の中にある食べ物を胃に送り込む運動で、3つの過程に分けられます。1つ目は、随意期と言われ、舌と頬の筋肉で食べ物を意識的、反射的に送り込む部分。2つ目は不随意期と呼ばれ、複数の神経の働きで喉の筋肉が伸び縮みすることで食べ物は食堂の入り口に押しやられます。最後に、食道の動きや圧力によって食べ物は胃に送られます。これらをまとめて嚥下反射といい、これらの動きは全て脳の神経によって司られています。神経障害によってこの嚥下反射が円滑に行われなくなると、食塊が鼻腔に逆流したり、気管内に誤って送り込まれたりしてしまいます。

 

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