清拭

清拭

 

寝たきりの方など入浴できない場合に、タオルなどで体を拭いて清潔に保つ介護方法の1つです。寝たきりの要介護者は頻繁に入浴させることは望ましくなく、介護者が体を拭いてあげることで、清潔に保つことが大変重要です。ここでは清拭をする際の手順と気負付けなければならない注意点を紹介していきます。まずお湯の入ったバケツ2つとフェイスタオル6~8枚、新聞紙、厚手のゴム手袋、着替えを予め用意しておきます。全身を清拭する前に要介護者の排泄がないか確認します。室温は暖かめに調整し、ベッド付近を整理整頓を行い衛生的に清拭が行える環境を整えます。時間としては比較的暖かい昼間に行うのが良いでしょう。

 

まずはじめは上半身から清拭していきます。タオルをお湯で濡らし、顔から順に拭いていき、首、腕、わきの下を通って胸から腹へ准に進んでいきます。腕まで拭いた後はタオルを新しいものと交換し、常に清潔に保つよう心がけます。ここまで終了したら上半身は終了ですので洋服を着せ、冷えないようにしましょう。つづいて下半身に移っていきます。背中から腰、お尻は体勢を変えて拭いていきましょう。背中や腰を拭く時は血行が良くなるように一緒にマッサージすることを推奨します。

 

最後に両足を拭いて清拭は完了です。かかとやくるぶし、ひざ裏などの関節回りは汚れが溜まりやすいので、 入念に拭いて汚れを拭き取りましょう。入浴というのは一日の中で重要なリラックスタイムですので、清拭でもできるだけリラックスできるよう、温度調節は拭く強さ、天気等しっかりと考えた上で行えると良いです。また、少しでもリラックスしてもらうために足湯を利用するのも良いでしょう。

 

 

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