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	<title>ケアラビニュース lクリックジョブ介護が運営する介護業界の役立つ情報サイト</title>
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	<lastBuildDate>Fri, 26 Jun 2026 03:07:22 +0000</lastBuildDate>
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		<title>【介護福祉士が語る現場】vol.5 -新人介護士がカンファレンスで緊張するのは当然？発言に迷ったときの考え方</title>
		<link>https://kaigo.clickjob.jp/column/kaigogenba5_careconference/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[LifeOnes Web Content Writer_107]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 26 Jun 2026 03:04:49 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[介護知識]]></category>
		<category><![CDATA[介護福祉士が語る現場]]></category>
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					<description><![CDATA[日々の介助業務には少しずつ慣れてきた。それなのに、なぜか「カンファレンス」の時間だけは憂鬱になってしまう…そんな経験はありませんか？ 「何を話せばいいのか分からない」 「看護師やケアマネジャーもいる中で、自分が発言するの…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>日々の介助業務には少しずつ慣れてきた。それなのに、なぜか「カンファレンス」の時間だけは憂鬱になってしまう…そんな経験はありませんか？</p>



<p><br>「何を話せばいいのか分からない」</p>



<p>「看護師やケアマネジャーもいる中で、自分が発言するのは気が引ける…」</p>



<p>介護士として働き始めた頃、カンファレンスでこのような悩みを抱える方は少なくありません。</p>



<p><br>現場での関わりとは違い、カンファレンスになると、急に”専門的な会議”のように感じてしまい、「間違ったことを言ってはいけない」と身構えてしまうのは当然のことです。</p>



<p>筆者も、新人時代はカンファレンスで発言することに苦手意識がありました。</p>



<p><br>そこで、本記事では、介護福祉士として介護老人保健施設での勤務経験があり、カンファレンス業務も担当してきた筆者の経験をもとに、新人介護士が発言に悩みやすい理由と、カンファレンスで求められている視点について解説します。</p>



<h2 class="wp-block-heading">新人介護士がカンファレンスで発言しづらい理由</h2>



<p>カンファレンスで発言しづらくなる一番の原因は、ベテラン介護士と自分の「視点の深さ（見えているものの差）」を痛感する瞬間があるからではないでしょうか。</p>



<p><br>実際のカンファレンスでは、以下のような専門的かつ細かな意見が交わされることがあります。</p>



<p><br></p>



<ul class="wp-block-list">
<li>浮腫の色が以前と変わってきている</li>



<li>歩行時の姿勢が少し傾くようになった</li>



<li>口腔ケア後の吸入で排痰が増えている印象がある</li>
</ul>



<p><br>こうした発言を聞くたびに、「自分はそこまで観察できていない」「こんな浅い気づきを報告して良いのだろうか」と気後れしてしまう方もいるでしょう。</p>



<p><br>筆者自身も新人時代は同じでした。</p>



<p><br>食事をほとんど摂られていないことや、夜間に寝付けないといった、「目に見える変化」には気付くことができても、その背景にある原因や具体的なアプローチまでは思い浮かばず、発言を躊躇してしまっていたのです。</p>



<p><br></p>



<h2 class="wp-block-heading">カンファレンスで大切なのは『気になった事実』の共有</h2>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img fetchpriority="high" decoding="async" width="640" height="427" src="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2026/06/34563501_s.jpg" alt="" class="wp-image-11946" srcset="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2026/06/34563501_s.jpg 640w, https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2026/06/34563501_s-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p>筆者が新人時代に学んだのは、『原因や細かいところが分からなくても、気になったことを共有するだけで十分』ということです。</p>



<p>なぜそう言えるのか、筆者が介護老人保健施設に勤務していた頃の、具体的なエピソードを紹介します。</p>



<p><br>筆者が介護老人保健施設で勤務をしていた際、排泄後の便を何度も確認されるご利用者様がいらっしゃいました。</p>



<p><br>その方は排便があるたびに、&nbsp;</p>



<p>「私の便は、他の人の便と比べて、色が悪いだろうか」</p>



<p>「形は大丈夫なものだろうか」</p>



<p>と話されていました。</p>



<p><br>筆者は当初、</p>



<p>「便秘が不安なのかもしれない」</p>



<p>「体調の変化が気になっているのだろうか」</p>



<p>と考える程度で、明確な理由までは分かりませんでした。</p>



<p><br>ただ、他の介護士から同様の話を聞いたことがなく、「なぜか自分に対してだけ、繰り返し便の話をされている」という違和感だけが残ったのです。</p>



<p><br>理由は分かりませんでしたが、「もし他の職員がこの状況を知らず、後から大きな問題につながったら大変だ」と感じ、カンファレンスでこの一連の出来事をそのまま共有することにしました。</p>



<p><br></p>



<h3 class="wp-block-heading">カンファレンスで発言したことで見えてきたご利用者様の背景&nbsp;</h3>



<p>筆者がカンファレンスで事実を共有したところ、中堅やベテランの介護士から、生活リズムの乱れや薬の影響といった身体面に関する意見が上がりました。</p>



<p><br>それだけでなく、以下のような「心理面」に寄り添った視点も次々と出てきたのです。</p>



<p>「座位を取る際に身体が不安定になってきており、自分の衰えに不安を感じているのではないか」</p>



<p>「老化や病気で機能低下する方を見て、自分も何もできなくなることを心配している可能性がある」</p>



<p>「排泄は極めてプライベートな行為であり、認知症によって自分でできなくなることへの不安や恐怖があるのではないか」</p>



<p><br>また、既往歴を確認すると抑うつの経歴もありました。</p>



<p>もちろん、便を何度も確認する行動と抑うつに直接的な関係があるとは言い切れません。</p>



<p><br>しかし、日頃の申し送りでは共有されていなかった「筆者しか知らない小さな事実」をきっかけに、職員全体でご利用者様の状態を改めて見つめ直し、ケアの方向性を整理する貴重な機会となったのです。</p>



<p><br>その後は排泄状況の確認だけでなく、</p>



<p>「最近、気になることはありませんか」</p>



<p>「眠りの調子はいかがですか」</p>



<p>といった声かけも意識して行われるようになりました。</p>



<p><br></p>



<h3 class="wp-block-heading">新人介護士のカンファレンスでは事実の共有が重要&nbsp;</h3>



<p>筆者自身も、ご利用者様の言葉を単なる排泄の相談として受け取るのではなく、背景にある不安や思いに目を向けて関わる大切さに気付きました。</p>



<p>当初は「便秘や体調への不安だろうか」としか考えられませんでしたが、事実を共有したことで、一人では気づけない視点に触れられたのです。</p>



<p><br>原因や結論は分からなくても、日々のケアで得た事実を「まず共有する」重要性を、この経験から学びました。</p>



<h2 class="wp-block-heading">ベテラン介護士がご利用者様を観察するときの視点</h2>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2025/10/cd9fc0984327924efc99a6d0e3165dfe.png" alt="" class="wp-image-11332" srcset="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2025/10/cd9fc0984327924efc99a6d0e3165dfe.png 640w, https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2025/10/cd9fc0984327924efc99a6d0e3165dfe-300x200.png 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p>それでは、カンファレンスで活発な意見を出すベテラン介護士たちは、日頃からご利用者様をどのような視点で観察しているのでしょうか。</p>



<p>彼らは単に業務をこなすだけでなく、以下のような日々の「ささいな変化」を見逃さないように意識しています。</p>



<p><br></p>



<h4 class="wp-block-heading">事例1：食事介助の場面&nbsp;</h4>



<p>食事介助の際、「いつもは完食される方が、今日はほとんど残している」「その状態が数日続いている」といった変化に気づいたとします。</p>



<p><br>ベテランスタッフは、単に「食事量が減った」という事実だけでなく、その後に起こりうる身体への影響まで先回りして考えます。</p>



<p><br></p>



<ul class="wp-block-list">
<li>栄養状態や水分バランスは保たれているか</li>



<li>脱水や低栄養による「ふらつき」「転倒リスク」が高まっていないか</li>
</ul>



<p><br>これらを確かめるために、「足や手の浮腫（むくみ）に変化はないか」「皮膚の色が以前より悪くなっていないか」といったポイントまで合わせて観察を広げているのです。</p>



<p><br></p>



<h4 class="wp-block-heading">事例2：移動介助の場面</h4>



<p>移動介助の場面でも同様です。</p>



<p>「いつもより立ち上がりに時間がかかる」「歩くときに身体の傾きが大きくなった」という変化を見逃しません。</p>



<p><br>変化に気づいた瞬間、頭の中では以下のような可能性を考えています。</p>



<p><br></p>



<ul class="wp-block-list">
<li>どこか足や膝に痛みがあるのだろうか</li>



<li>急激な筋力低下が起きているサインかもしれない</li>



<li>この歩き方だと、車椅子への移乗時に転倒するリスクが高そうだな</li>
</ul>



<p><br>目の前の現象から「一歩先の危険性」を予見しながら注意深く見守っているのです。</p>



<h3 class="wp-block-heading">ベテラン介護士は『変化の先』を考えている&nbsp;</h3>



<p>このようにベテラン職員は、「いつもと違う」と感じた変化の先を考えながら観察しています。</p>



<p>しかし、こうした視点は一朝一夕で身につくものではありません。</p>



<p><br>カンファレンスや介護現場で、多職種やベテラン介護士の意見に触れながら、「なぜその変化が起きているのか」「その先にどのような影響があるのか」を少しずつ学ぶことで身についていくものです。</p>



<p><br>新人介護士の段階では、まず「いつもと違う」と感じた変化を共有することから始めれば十分でしょう。</p>



<h2 class="wp-block-heading">発言の質よりも共有することが大切</h2>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img decoding="async" width="640" height="427" src="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2026/03/5d42a1b49bedc9d3e2350761a479b0b1.jpg" alt="" class="wp-image-11622" srcset="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2026/03/5d42a1b49bedc9d3e2350761a479b0b1.jpg 640w, https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2026/03/5d42a1b49bedc9d3e2350761a479b0b1-300x200.jpg 300w" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p>新人介護士がカンファレンスで感じる緊張の多くは、「きちんとした意見を言わなければ」という思い込みから来ているように感じます。</p>



<p><br>しかし、実際のカンファレンスは、答えを持っている人が発言する場所ではありません。</p>



<p><br>「こんなことがありました」という事実の共有が、その場にいる全員の視点を動かすことがあります。</p>



<p>筆者が経験したのは、まさにそういうことでした。</p>



<p><br>原因が分からなくても構いませんし、結論が出なくても問題ありません。</p>



<p>「なんだか気になるな」「いつもと違うな」と感じたのなら、カンファレンスで発言する理由は十分に揃っています。</p>



<p> あなたが気づいたその小さな変化が、ご利用者様を守る大切な一歩になるはずです。</p>



<h2 class="wp-block-heading">用語解説</h2>



<ul class="wp-block-list">
<li>カンファレンス…医療や介護の現場において、多職種（看護師、ケアマネジャー、介護士、管理栄養士、リハビリ職など）が集まり、ご利用者様のケア方針や課題について意見を交わす会議のこと。</li>
</ul>



<ul class="wp-block-list">
<li>ケアマネジャー（介護支援専門員）…ご利用者様やそのご家族の要望に合わせ、適切な介護サービスを受けられるようケアプラン（介護計画書）を作成したり、関係機関と調整を行ったりする専門職。</li>
</ul>



<ul class="wp-block-list">
<li>浮腫（ふしゅ）…毛細血管から染み出た水分が皮下組織に過剰に溜まった状態で、主に足、手、顔などの皮膚が腫れぼったくなり、指で押すと跡が残る。</li>
</ul>



<ul class="wp-block-list">
<li>口腔ケア…口の中を清潔に保つためのケア。歯磨きだけでなく、粘膜の清掃、唾液分泌の促進、誤嚥性肺炎（ごえんせいはいえん）の予防などを目的として行う。</li>
</ul>



<ul class="wp-block-list">
<li>吸入…医療器具を使い、薬剤や水分を細かい霧状にして気道に送り込むこと。痰（たん）をサラサラにして出しやすくするなどの目的で行われる。</li>
</ul>



<ul class="wp-block-list">
<li>排痰（はいたん）…自力、または医療的なケア（吸引・吸入など）によって、気道に溜まった痰を体外へ出すこと。</li>
</ul>



<ul class="wp-block-list">
<li>既往歴（きおうれき）…これまでに罹（かか）ったことのある病気や、受けてきた手術などの医療的な歴史のこと。現在の心身の状態や行動の背景を把握するための重要な情報となる。</li>
</ul>



<ul class="wp-block-list">
<li>抑うつ…気分が落ち込んで活動を好まなくなり、気分、考え、行動、身体的な幸福感に影響が出ている状態。&nbsp;</li>
</ul>



<ul class="wp-block-list">
<li>多職種…介護現場において、看護師、ケアマネジャー、介護士、管理栄養士、リハビリ職など異なる専門性を持った職種のこと。</li>
</ul>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>【4コマ漫画】86-買い物レク～新人介護職員物語～</title>
		<link>https://kaigo.clickjob.jp/column/shopping-recreation/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[LifeOnes Web Content Writer_107]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 16 Jun 2026 00:50:10 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[介護あるある]]></category>
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					<description><![CDATA[次回もお楽しみに！ ▼4コマ漫画一覧はこちら！]]></description>
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<p>次回もお楽しみに！</p>



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<p></p>
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			</item>
		<item>
		<title>【介護福祉士が語る現場】vol.4 -介護福祉士を取る意味とは？資格取得後に感じたリアルな実態</title>
		<link>https://kaigo.clickjob.jp/column/kaigogenba4_kaigofukushishi/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[LifeOnes Web Content Writer_107]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 27 May 2026 01:05:24 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[介護福祉士が語る現場]]></category>
		<category><![CDATA[資格取得]]></category>
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					<description><![CDATA[介護現場に少し慣れてきた頃、 「このまま介護の仕事を続けるべきなのだろうか」 「わざわざ勉強してまで、介護福祉士の資格を取る意味はあるのだろうか」 と、今後のキャリアについて迷う方は多いのではないでしょうか。 「介護福祉…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>介護現場に少し慣れてきた頃、</p>



<p>「このまま介護の仕事を続けるべきなのだろうか」</p>



<p>「わざわざ勉強してまで、介護福祉士の資格を取る意味はあるのだろうか」</p>



<p>と、今後のキャリアについて迷う方は多いのではないでしょうか。</p>



<p><br>「介護福祉士を取得したら給料は上がるのか」</p>



<p>「仕事の負担や、勉強の大変さに見合うだけの価値があるのか」&nbsp;</p>



<p>このような疑問を抱えながら、日々の業務をこなしている方も少なくないはずです。</p>



<p><br>そこで本記事では、介護福祉士を取得し、実際に老人保健施設での勤務を経験した筆者が、現場の実体験をベースに、介護福祉士資格取得後に変わる責任や、業務負担の変化まで、現場のリアルをお伝えします。</p>



<h2 class="wp-block-heading">介護福祉士を取得するメリット：現場で役立つ判断力が身につく</h2>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="640" height="427" src="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2025/08/32470853_s.jpg" alt="" class="wp-image-11213" srcset="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2025/08/32470853_s.jpg 640w, https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2025/08/32470853_s-300x200.jpg 300w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading">介護福祉士を取得するメリット：現場で役立つ「判断力」が身につく</h3>



<p>介護福祉士を取得して一番大きく変わるのは、日々のケアに対して「なぜそのケアをするのか」を根拠を持って考えられるようになることです。</p>



<p><br>この「根拠を持って考えてケアをする力」は、一過性のものではなく、職場（施設）が変わっても活かせる、大きな強みになります。</p>



<p><br>介護の現場は常に忙しく、日々の業務に追われがちです。</p>



<p>そのため、先輩から介助の手順は教えてもらえても、「なぜその介助方法なのか」という理由（根拠）までは詳しく説明されないことも少なくありません。</p>



<p><br>しかし、理由を知らないまま形だけを覚えていると、現場で思わぬ壁にぶつかることになります。</p>



<h5 class="wp-block-heading"><br>事例1：排泄介助の場面</h5>



<p>たとえば、汚染パッドを交換する際、基本の研修などでは「おしり側（後ろ）から引き抜く」と教わります。</p>



<p><br>しかし、「なぜ後ろから引き抜くのか」という理由を知らないと、ご利用者様の体勢が崩れていつも通りに引き抜けないときに、どう対応すればいいか判断できなくなってしまいます。</p>



<p><br>汚染された部分が尿道に触れると、尿路感染症のリスクが格段に高まります。</p>



<p>だからこそ、「おしり側（後ろ）から引き抜く」のが鉄則なのです。</p>



<p><br>この知識があれば、ご利用者様の体勢が崩れた場面でも「汚れを尿道に近づけないためにはどう動かせばいいか」という観点から、自分で正しい方法を判断して動くことができます。</p>



<h5 class="wp-block-heading"><br>事例2：食事介助の場面</h5>



<p>食事介助も同様です。</p>



<p>「なぜその姿勢で介助するのか」を知らないと、ご利用者様の体が傾いたり、頭が上がった状態（顎が上がった状態）になったりした際に、誤嚥（ごえん）や窒息といった、重大な介護事故につながりかねません。</p>



<p><br>介護事故を防ぐためには、これらの視点を持つことが大切です。</p>



<p><br></p>



<ul class="wp-block-list">
<li>両足は床にしっかりと着いているか（骨盤を安定させ、咀嚼しやすくするため）</li>



<li>頭部が過度に挙上していないか（気道が開き、誤嚥しやすくなるのを防ぐため）</li>
</ul>



<p><br>この視点があることで、ご利用者様の変化にいち早く気づき、「今この状態で続けて大丈夫か」をその場で正しく判断できるようになります。</p>



<p>介助手順を知っているだけでは、イレギュラーなことが起きたときに介助が止まってしまいます。</p>



<h3 class="wp-block-heading">介護事故の防止だけではない、1人ひとりに寄り添うケア</h3>



<p>自分で判断できるようになるメリットは、介護事故を防ぐ場面だけにとどまりません。</p>



<p>ご利用者様1人ひとりの個性に合わせた、本当の意味で寄り添ったケアができるようになります。</p>



<p><br>例えば、普段は無口な方への対応を考えてみましょう。</p>



<p>「もっと自発的に関わらないと」とスタッフが近づきすぎてしまうと、ご利用者様にとってはそれがプレッシャーやストレスになり、かえって不穏につながることがあります。</p>



<p><br>そこで根拠を持って「あえて声かけを減らし、少し離れたところから見守る距離感」を選ぶことで、ご利用者様に安心感を持っていただけることもあります。</p>



<h2 class="wp-block-heading">介護福祉士取得後に感じた「理想と現実のギャップ」</h2>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="640" height="427" src="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2025/06/5722a255d786a14ef1456a0f9d017766.png" alt="" class="wp-image-11121" srcset="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2025/06/5722a255d786a14ef1456a0f9d017766.png 640w, https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2025/06/5722a255d786a14ef1456a0f9d017766-300x200.png 300w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p>一方で、介護福祉士を取得したからといって、良いことばかりとは限りません。</p>



<p>ここで一度、起こりうる懸念点についてもお伝えしておきます。</p>



<p><br>もっとも大きなギャップとして挙げられるのが、<strong>「増える責任」に対して「給料（待遇）」が見合っていないと感じる瞬間があること</strong>です。</p>



<p><br>介護福祉士を取得すると、業務上の責任は一気に重くなります。<br>しかし、それに対して支給される資格手当は数千円〜1、2万円程度、夜勤手当を含めても「手取りで月20万円台半ば」というのが実情です。<br>地方によっては、さらに厳しい水準になるケースも少なくありません。</p>



<h3 class="wp-block-heading">資格の取得によって「担う責任」は一段と増す</h3>



<p>即時的かつ大幅な給与アップが難しい一方で、介護福祉士を取得すると、現場で求められる責任の重さは確実に変わります。</p>



<p><br>たとえば、施設で「お花見イベント」を企画・運営したときのことです。</p>



<p><br>まず「どなたが現実的に参加できるか」を決める段階から始まります。</p>



<p>長期臥床（寝たきり）の方の中には、外出が難しい方もいらっしゃるため、室内に春らしい生花を飾るなど、季節を感じられる環境を整えました。</p>



<p>そのうえで、歩行介助が必要な方や車椅子の方を中心に、4〜5名でお花見ができる近所の公園へご案内することになったのです。</p>



<p><br>イベントを安全に進めるためには、以下のようにいくつもの細やかな配慮や判断が必要になります。</p>



<p><br></p>



<h5 class="wp-block-heading"><strong>食事の配慮</strong></h5>



<p>事前に栄養士と相談してお弁当を手配しましたが、ちらし寿司や茶碗蒸しといったメニューをそのまま全員にお出しできるわけではありません。</p>



<p>刻み食やミキサー食への変更が必要な方、塩分制限がある方もいらっしゃいます。</p>



<p><br>医師の指示や食事形態の情報を確認するだけでなく、</p>



<p>「水分による浮腫（むくみ）が目立っていないか」</p>



<p>「飲み込みの機能が低下していないか」</p>



<p>「義歯が合わずに口腔内が発赤していないか」</p>



<p><br>など、日々の変化と照らし合わせて、目の前のご利用者様に合った形態で間違いないかを現場で最終確認する必要があります。</p>



<p><br></p>



<h5 class="wp-block-heading"><strong>排泄の準備</strong></h5>



<p>外出前にはいつもよりトイレ誘導の回数を増やし、おむつ交換を頻回に行うことを事前に決めておきます。</p>



<p>また、外出に備えて排尿量が多い方はパッドのサイズを大きめに変えたり、パッドを蛇腹状に折って隙間からの漏れを防ぐ当て方を職員へ周知するなど、細かい準備も欠かせません。</p>



<p><br>同じ車両に乗り合わせる外出では、万が一の失禁がご本人の羞恥心につながってしまいます。</p>



<p>尊厳を守るための準備が、花見ひとつにとってもここまで求められるのです。</p>



<p><br></p>



<h3 class="wp-block-heading">「知らなかった」では済まされない、命を預かる専門性<br></h3>



<p>こうした総合的な判断は、花見のようなイベントに限った話ではありません。</p>



<p>日常のケアの中でも、常に同じような思考が求められます。</p>



<p><br>そしてこのような責任は、正社員だけが負うものではありません。</p>



<p>パート職員であっても、介護福祉士というプロの資格を持っている以上、現場では全く同じ専門性と責任が求められます。</p>



<p><br>例えばおやつの場面で、ゼリー状の食べ物しか食べられないご利用者様に固形物を渡してしまった場合、窒息や誤嚥につながる可能性があります。</p>



<p>実際に、食事形態の誤りで、業務上過失致死罪に問われた事例もあります。(<a href="https://news.yahoo.co.jp/feature/645/">※1</a>)</p>



<p>「知らなかった」では済まされない場面が介護の現場には存在するのです。</p>



<p><br>冒頭でお伝えした通り、これだけの責任を背負いながら、介護福祉士の資格手当は数千円～1、2万円程度です。</p>



<p>資格取得にも数万円の費用と相当な学習時間がかかることを考えると(<a href="https://www.sssc.or.jp/touroku/shinki.html">※2</a>)(<a href="https://www.u-can.co.jp/course/data/in_html/1364/column/column07.html">※3</a>)、「割に合うのか」と感じる方がいるのも無理はありません。</p>



<p><br>介護福祉士の取得とは、見方を変えれば、『自分自身に求められる責任とリスクが増える選択』でもあるのです。</p>



<h2 class="wp-block-heading">介護福祉士の取得が向いている人・向いていない人の特徴</h2>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="640" height="427" src="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2025/02/eb539ca77a3fdbd5b64834d6f29a1b5f.png" alt="" class="wp-image-10765" srcset="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2025/02/eb539ca77a3fdbd5b64834d6f29a1b5f.png 640w, https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2025/02/eb539ca77a3fdbd5b64834d6f29a1b5f-300x200.png 300w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p>介護福祉士の取得が向いているかどうかは、能力よりも『経験や考え方』で分かれると感じています。</p>



<p><br>身近な人の死や病気、人生の先輩たちの生き様に、真摯に向き合いたいと思える人は、非常に向いているといえます。<br>そのようなマインドを持つ方は、ご利用者様の「残された時間」をどのように豊かにできるか、本人の意思をどう尊重すべきかを常に考えられる資質を持っています。</p>



<p>資格の勉強を通じて根拠を学ぶことで、その想いを「確かな技術と判断力」という形にして現場に還元できるでしょう。</p>



<p><br>一方で、「1〜2年の短期間で、とにかく一気に収入を大きく増やしたい」と考えている方にとっては、少し優先度が低いと感じられるかもしれません。</p>



<p>せっかく資格を取得しても、職場や地域によっては、手当の額が生活実感を大きく変えるほどではなく、投資した時間や費用（数万円の受験費用や学習時間）に見合わないと感じてしまうケースも少なくないからです。</p>



<p><br>とにかくすぐに収入を上げたいという方は、さらに条件が良い施設に転職したり、夜勤の回数を増やしたりすると良いかもしれません。</p>



<h2 class="wp-block-heading">介護福祉士の取得はあなたの状況で判断する</h2>



<p>介護福祉士の取得には、メリットとデメリットの双方が存在します。</p>



<p><br>そのため、一概に「全員が絶対に取るべき」とは言えません。</p>



<p>今の職場で長く働き続ける意思があるか、あるいはスキルアップにやりがいを感じられるかどうかを、まずは自分自身に問いかけてみてください。</p>



<p><br>ただ、一つ確実に言えるのは、<strong>介護福祉士を取得することで「自分で判断して動ける幅」は確実に広がる</strong>ということです。</p>



<p>それが今の自分に本当に必要かどうかは、置かれた状況や目指すキャリアによって変わってきます。</p>



<p><br>もし、「今の職場の環境も見直したい」「もっと自分に合った場所で力を発揮したい」と感じているなら、介護福祉士の資格は大いに役立ちます。</p>



<p><br>資格を持っているだけで、選べる施設（職場）の選択肢が格段に広がりますし、あなたのこれまでの努力を証明する強力な武器になります。</p>



<p>だからこそ、周りの意見に流されるのではなく、あなた自身のこれからの人生や「どんな介護をしていきたいか」という想いに合わせて、取得するかどうかをじっくりと判断してみてください。</p>



<p><br>この記事が、あなたのこれからのキャリアを支える一助となれば幸いです。</p>



<p><br></p>



<p>※1出典：Yahooニュース特集アーカイブ記事一覧　食物を誤ってのみ込む事故死 高齢者施設で続く理由とはより引用。</p>



<p>※2出典：公益財団法人　社会福祉振興・試験センター　資格登録（社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士）より引用。</p>



<p>※3出典：生涯学習のユーキャン　2.介護福祉士試験合格に必要な勉強時間とは？　勉強時間の目安より引用。</p>



<h2 class="wp-block-heading">用語解説</h2>



<ul class="wp-block-list">
<li>尿路感染症…尿の通り道である尿道口から菌が侵入し、体内で繁殖する感染症。</li>



<li>誤嚥（ごえん）…飲食物や唾液を飲み込んだときに、食道ではなく気道（気管）に入ってしまうこと。</li>



<li>体幹（たいかん）…首や手足を除いた胴体部分のこと。</li>



<li>不穏（ふおん）…医療や介護の現場で、ご利用者様が不安、イライラ、興奮などで落ち着きがなくなり、大声を出す、暴れる、動き回るなど穏やかではない状態。</li>



<li>長期臥床（ちょうきがしょう）…病気やけがなどにより、長期間にわたってベッドの上で過ごす状態のこと。</li>



<li>刻み食…噛む力や飲み込む力が低下した方のために、食材を細かく刻んで提供する食事形態。</li>



<li>ミキサー食…食材をミキサーでペースト状にした食事。飲み込みが難しい方に提供される。</li>



<li>浮腫（ふしゅ）…毛細血管から染み出た水分が皮下組織に過剰に溜まった状態で、主に足、手、顔などの皮膚が腫れぼったくなり、指で押すと跡が残る。</li>



<li>公益財団法人　社会福祉振興・試験センター…厚生労働省の指定機関として、社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士の国家試験の実施や、合格者の登録事務を行う団体。</li>
</ul>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>【4コマ漫画】85-ボランティアに支えられて～新人介護職員物語～</title>
		<link>https://kaigo.clickjob.jp/column/volunteer-kusakari/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[LifeOnes Web Content Writer_107]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 14 May 2026 02:57:18 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[介護あるある]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://kaigo.clickjob.jp/column/?p=11810</guid>

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										<content:encoded><![CDATA[
<figure class="wp-block-image aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2026/05/yonkoma85.jpg" alt=""/></figure>



<p>次回もお楽しみに！</p>



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]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>【介護福祉士が語る現場】vol.3 -長期臥床を支える服選び 介護事故を防ぐ視点と、ご家族に納得いただく説明術</title>
		<link>https://kaigo.clickjob.jp/column/kaigogenba3_yofukuerabi/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[LifeOnes Web Content Writer_107]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 11 May 2026 08:17:30 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[介護知識]]></category>
		<category><![CDATA[介護福祉士が語る現場]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://kaigo.clickjob.jp/column/?p=11753</guid>

					<description><![CDATA[「母が気に入っていた服なんです」 「最期まで父らしく、シャキッとした格好でいてほしくて」 ご家族が施設などへ届けてくださる一着には、思い出や願いがたくさん詰まっています。 その気持ちに寄り添うことは、介護職員として大切に…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>「母が気に入っていた服なんです」</p>



<p>「最期まで父らしく、シャキッとした格好でいてほしくて」</p>



<p>ご家族が施設などへ届けてくださる一着には、思い出や願いがたくさん詰まっています。</p>



<p><br>その気持ちに寄り添うことは、介護職員として大切にすべき『尊厳の保持』と言えます。</p>



<p>特に、現場の業務を一通り経験した介護職員2年目後半から3年目の皆さんは、慣れてきたからこそ、こういった場面で悩んだことはないでしょうか。</p>



<p><br>「この服だと身体に負担がかかりそうだけど、ご家族にどう伝えればいいんだろう」</p>



<p><br>老健での勤務経験がある介護福祉士の筆者も、かつて同じ場面で言葉に詰まった経験があります。</p>



<p>ご家族の想いを尊重したいという気持ちと、ご本人の安全を守る責任との間で、葛藤を感じる場面は少なくありません。</p>



<p><br>長期臥床（ちょうきがしょう）の方の中には、関節拘縮（かんせつこうしゅく）や骨が脆くなった方もいらっしゃいます。</p>



<p>伸縮性のない服は、更衣時に無理な腕や手の動きを誘発することがあり、骨折や関節拘縮の悪化につながりかねません。<br>また、背中のボタンや厚い縫い目が当たり続けることで、褥瘡（床ずれ）を引き起こすこともあります。</p>



<p><br>だからこそ、『安全に過ごせる服の基準』を介護職員の皆さんの中で持ち、それをご家族に分かりやすく伝える力が必要だと感じています。</p>



<p><br>この記事では、尊厳と安全を両立する服選びの視点と、ご家族に納得いただくための伝え方をまとめました。</p>



<h2 class="wp-block-heading">1.【専門視点】長期臥床の方にとって、服は『皮膚と同じ』介護事故を回避する基準</h2>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="640" height="427" src="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2026/04/c235db7ce8eff131d8bc7c1736b3c3ee.jpg" alt="" class="wp-image-11751" srcset="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2026/04/c235db7ce8eff131d8bc7c1736b3c3ee.jpg 640w, https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2026/04/c235db7ce8eff131d8bc7c1736b3c3ee-300x200.jpg 300w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p>長期臥床のご利用者様にとって、服は単なる衣類ではなく『皮膚と同じ』ようなものです。</p>



<p>なぜならば、ご自分で衣類の位置を直すことが難しいため、少しのシワやボタンの当たりが、そのまま痛みや不快感につながってしまうからです。</p>



<p><br>介護のプロは、更衣介助（着替え）の際にどこに重点を置いているのか、意識すべき3つの視点を整理します。</p>



<h3 class="wp-block-heading">視点1：前開きのつくり ー 骨折や関節拘縮の悪化を防ぐ</h3>



<p>上半身の衣類が『前開き』であることは、安全を守るうえで重要な視点です。</p>



<p><br>長期臥床が続くと、活動量の低下により、関節が固まって動きにくくなる『関節拘縮』が進行しやすくなっています。</p>



<p>こうした状態の方にとって、Ｔシャツのような『上からかぶるタイプの服』は、着脱の際にお身体や関節に負担がかかってしまう場合があります。</p>



<p><br>高齢者は骨が脆くなっていることも多く、更衣介助の際の無理な動きが、骨折の誘発や関節拘縮の悪化を招くリスクがあります。</p>



<p><br>そのため、前開きの服であれば、関節や腕、肩を大きく動かさずに着替えが行えるため、結果的に介護事故の予防につながるのです。</p>



<h3 class="wp-block-heading">視点2：衣類のフラットさ ー 持続的な圧迫による褥瘡（じょくそう）を防ぐ<a href="https://www.jspu.org/general/about/">※1</a></h3>



<p>次に大切なのは、『衣類が平ら（フラット）か』という点です。</p>



<p><br>これは、褥瘡（床ずれ）予防を徹底する上で、避けて通ることのできない重要な視点です。</p>



<p><br>長時間横になって過ごされるご利用者様で、背中の小さなボタンが当たり続けて赤みが出てしまうというケースもあります。</p>



<p>気づかずに放置されてしまった場合、皮膚を壊死させる原因になります。</p>



<p><br>私たち介護職員が更衣介助の終わりに『衣類のシワを伸ばす』のは、見た目というより『皮膚を守るため』のケアなのです。</p>



<h3 class="wp-block-heading">視点3：腹部のゆとり ー 経管栄養の逆流と誤嚥（ごえん）リスクを防ぐ<a href="https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/kaigosyokuin/dl/text_07.pdf">※2</a></h3>



<p>経管栄養を施行されている方にとって、腹部を締め付ける衣服は注入物の逆流を招く要因となります。</p>



<p><br>過去に、ズボンのきつさが原因で実際に逆流が起きてしまったケースに立ち会ったことがあり、それ以来、ウエストのゆとりには特に気を配るようになりました。</p>



<p><br>腹部のゆとりを確保することは、結果として、『誤嚥性肺炎』のリスクを下げることにもつながるのです。</p>



<h2 class="wp-block-heading">2. 【具体案】安全と『その人らしさ』を両立する一着</h2>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="640" height="427" src="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2026/04/2762a911f08ed91f6201b7acdb97e418.jpg" alt="" class="wp-image-11750" srcset="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2026/04/2762a911f08ed91f6201b7acdb97e418.jpg 640w, https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2026/04/2762a911f08ed91f6201b7acdb97e418-300x200.jpg 300w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p>安全だけを優先すると、どうしても『パジャマのような衣類』になりがちです。</p>



<p>そうすると、本人らしさが損なわれてしまうこともあります。</p>



<p><br>先ほどお伝えした、長期臥床のご利用者様にとって『服は皮膚と同じ』という視点を大切にしながら、『安全性』と、ご家族の『その人らしい姿でいてほしい』という想いを両立させる衣類の選び方を整理しました。</p>



<h3 class="wp-block-heading">① トップスとインナー</h3>



<p>肌に直接触れるインナーは、低刺激素材で吸汗性に優れた綿100%が理想です。</p>



<p><br>その上に重ねるトップスは、軽い力で着脱できる『スナップボタン』や『ワンタッチテープ』の前開き衣類が良いでしょう。</p>



<p><br>そして、持続的な圧迫を生まないよう、背中や腕に装飾が付いていないことを確認してください。</p>



<p><br></p>



<h5 class="wp-block-heading">『その人らしさ』への配慮</h5>



<p>最近のトップスには、スナップボタンやワンタッチテープを採用していても、外見は普通のブラウスやシャツと変わらない仕立のものもあります。</p>



<p>ご利用者様が好んでいた色やデザインを選ぶことで、周囲が抱く『その人らしさ』のイメージを大切に守ることができます。</p>



<p><br></p>



<h5 class="wp-block-heading">メリット</h5>



<p>スナップボタンやワンタッチテープは、言わずもがな、パチッと留まる仕様です。</p>



<p>介助の手がもたつかないため、関節拘縮がある方の更衣でも、関節への負担や骨折リスクを最小限に抑えられると言えます。</p>



<h3 class="wp-block-heading">②ボトムスと足元</h3>



<p>ズボン選びでは、ファスナーやボタンなどの『硬いパーツ』がないものを選ぶのが鉄則です。</p>



<p>そして、長期臥床のご利用者様は、足がむくみやすいため、生地のゆとりも重要と言えます。</p>



<p><br>『天竺裏』などの全方向へ自在に伸びるニット素材は、伸縮性が高く、最適です。</p>



<p>盛り上がった皮膚を締め付けず包み込むことで、血行を阻害せず、苦痛や皮膚トラブルを未然に防ぐことができます。</p>



<p><br>また、裾がストンとした形状なら、足首への食い込みも防げます。</p>



<p><br></p>



<h5 class="wp-block-heading">逆流を防ぐ腹部のゆとり</h5>



<p>経管栄養の逆流や漏れを防ぐため、ベルトは使用せず、腹圧を適度に逃がす『ウエストゴム』の仕様を選択しましょう。</p>



<p>安全確保を最優先しながらも、臥床時の安楽な身なりを維持できます。</p>



<h2 class="wp-block-heading">3. ご家族の『着せたい想い』を『安全な形』に変える説明術</h2>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="640" height="427" src="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2026/04/1c6d1fc71fd677a36e6aa5208a04d423.jpg" alt="" class="wp-image-11749" srcset="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2026/04/1c6d1fc71fd677a36e6aa5208a04d423.jpg 640w, https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2026/04/1c6d1fc71fd677a36e6aa5208a04d423-300x200.jpg 300w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p>ご家族が用意された服にリスクがあるとき、「施設ではちょっと…」と断ったとすれば、ご家族の愛情を否定することになります。</p>



<p><br>大切なのは、『結論』（どうしてほしいか）を介護のプロ視点ではっきり伝えつつ、お金をかけずに解決できる方法から順に提案することです。</p>



<p><br>次の3ステップなら、ご家族も「自分たちの想いと、本人の安全の両方を考えてくれているんだ」と納得しやすくなるでしょう。</p>



<p><br></p>



<h4 class="wp-block-heading">ステップ1：今ある服の中から『似たもの』を提案する</h4>



<p><strong>【目的：前開きの服を優先したい】</strong></p>



<p>「素敵なお色ですね！ただ、今度から『前開きの服』を優先して着ていただくことは可能でしょうか。</p>



<p>肩の関節が固まりやすく、今の洋服だと、着替えのたびに痛い思いをされる心配があるためです。</p>



<p>ご自宅に似た色味の前開き服があれば、そちらを使わせてもらえませんか？」</p>



<p><br></p>



<h4 class="wp-block-heading">ステップ2：手持ちの服を『リメイク』する</h4>



<p><strong>【目的：マジックテープ等への加工を相談したい】</strong></p>



<p>「おしゃれですね！ただ、今のままだと、ボタンが床ずれの原因となる可能性があります。</p>



<p>せっかくの一着なので、ボタンをマジックテープにリメイクしませんか？</p>



<p> 見た目はそのままに、安全に過ごせます。」</p>



<p><br></p>



<h4 class="wp-block-heading">ステップ3：最終手段として『新調』を相談する</h4>



<p><strong>【目的：柔らかい素材のものを新しく用意してほしい】</strong></p>



<p>「肌の赤みを見ると、今の生地では負担が強くなっているかと思います。</p>



<p>ご本人の痛みをできる限りなくすために、新しく一着、柔らかいズボンをご用意いただけないでしょうか？」</p>



<p><br></p>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="640" height="427" src="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2025/05/7b1d034fa979fd65e873e9e14cffb6bb.png" alt="" class="wp-image-11064" srcset="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2025/05/7b1d034fa979fd65e873e9e14cffb6bb.png 640w, https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2025/05/7b1d034fa979fd65e873e9e14cffb6bb-300x200.png 300w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p><br>冒頭でもお伝えしましたが、長期臥床のご利用者様にとって、衣類は装いではなく、皮膚と同じです。</p>



<p>実際に筆者も現場で関わる中で、ほんの少しのシワやボタンの当たりが痛みにつながってしまう場面を何度も見てきました。</p>



<p><br>だからこそ、</p>



<p>・前開き</p>



<p>・フラット</p>



<p>・ゆとり</p>



<p>といった基準を意識することが介護事故の予防につながると考えます。</p>



<p><br>一方で、ご家族『その人らしくいてほしい』という気持ちも大切にしなければなりません。</p>



<p><br>どう伝えるかは難しいですが、ご家族の想いを否定するのではなく、安全に過ごせる形に少し変えて提案することを意識するようにしましょう。<br>安全と尊厳は工夫次第で両立でき、その積み重ねが、心地よいケアにつながるはずです。</p>



<p><br></p>



<p>※1 出典　 一般社団法人　日本褥瘡学会　褥瘡についてより引用</p>



<p>※2 出典 　厚生労働省　喀痰吸引　P5 SlideⅡ-146：経管栄養のリスクより引用</p>



<h2 class="wp-block-heading">用語解説</h2>



<ul class="wp-block-list">
<li>褥瘡（じょくそう）…体重で圧迫されている場所の血流が悪くなったり滞ることで、皮膚の一部が赤い色味をおびたり、ただれたり、傷ができてしまうこと</li>
</ul>



<ul class="wp-block-list">
<li>誤嚥（ごえん）…一般的には、飲食物や唾液を飲み込んだときに気道（気管）に入ってしまうこと　ここでは、胃の内容物が逆流し、肺に入ってしまうこと　肺炎のリスクを高める</li>
</ul>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>【4コマ漫画】84-ぽかぽか陽気のすれ違い～新人介護職員物語～</title>
		<link>https://kaigo.clickjob.jp/column/pokapoka-yoki/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[LifeOnes Web Content Writer_107]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 09 Apr 2026 02:09:31 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[介護あるある]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://kaigo.clickjob.jp/column/?p=11728</guid>

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										<content:encoded><![CDATA[
<figure class="wp-block-image aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2026/04/yonkoma84.jpg" alt=""/></figure>



<p>次回もお楽しみに！</p>



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]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>【介護福祉士が語る現場】vol.2 -新人介護職の悩みは人間関係！孤立を防ぐ『声かけ技術』のコツ</title>
		<link>https://kaigo.clickjob.jp/column/kaigogenba2_ningenkankei-no-nayami/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[LifeOnes Web Content Writer_107]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 07 Apr 2026 02:43:14 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[人間関係スキル]]></category>
		<category><![CDATA[介護福祉士が語る現場]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://kaigo.clickjob.jp/column/?p=11658</guid>

					<description><![CDATA[「誰かの役に立ちたい」そのような温かい気持ちで、介護現場へ飛び込んだ新人職員を待ち受ける最大の壁は、介助技術以上に「人間関係」と言えるのではないでしょうか。 公益財団法人介護労働安定センターの調査（※1）によると、介護職…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>「誰かの役に立ちたい」そのような温かい気持ちで、介護現場へ飛び込んだ新人職員を待ち受ける最大の壁は、介助技術以上に「人間関係」と言えるのではないでしょうか。</p>



<p><br>公益財団法人介護労働安定センターの調査（<a href="https://www.kaigo-center.or.jp/content/files/report/R6_jittai_chousa_press.pdf">※1</a>）によると、介護職の離職理由の多くが「人間関係」であり、その内容の約半数は「上司や先輩の指導・言動がきつい」ことだと示されています。</p>



<p>せっかく「頑張ろう」と入職しても、現場の空気がピリピリしていると、誰でも萎縮してしまうものです。</p>



<p><br>特に1年目から3年目の新人職員は、忙しそうに動く先輩を前にして、「今、声をかけたら怒られるかも…」と、必要な相談や報告を飲み込んでしまうことも多いのではないでしょうか。</p>



<p><br>実は、この「言い出せない空気」こそが、新人職員の孤立を生む一因です。</p>



<p><br>相談や報告が滞れば、上司や先輩には、「何を考えているのか分からない新人」と映り、一方、新人職員は、「自分は嫌われているかも」と不安になってしまいます。</p>



<p>このすれ違いが負のループを生み、新人職員は徐々に職場に居づらくなってしまうのです。</p>



<p><br>今回は、介護福祉士として老人保健施設で勤務した筆者が、「過度な気遣い」で失敗した経験をもとに、自分を守りながら、現場を円滑に回すための「声かけ」のコツをお伝えします。</p>



<p><br></p>



<h2 class="wp-block-heading">【体験談】老健2年目『過度な気遣い』が招いた最悪の入浴介助</h2>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="640" height="427" src="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2026/03/4db1a23def8bac8735048c82285eb47a.jpg" alt="" class="wp-image-11668" srcset="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2026/03/4db1a23def8bac8735048c82285eb47a.jpg 640w, https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2026/03/4db1a23def8bac8735048c82285eb47a-300x200.jpg 300w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p>筆者が老健に入職して、2年目を迎えた頃の話です。</p>



<p>仕事には慣れてきたものの、どうしても「気の強いベテラン職員とのペア業務」は苦手でした。</p>



<p><br>とある日の入浴介助にて、筆者と先輩職員の2人体制で、ご利用者様8名を担当することになりました。</p>



<p>ペアを組んだのは、仕事は早いが口調が厳しく、常にピリピリしたAさんです。</p>



<p><br>職員2人体制と言っても、個浴が2ヵ所あり、それぞれに職員が入るスタイルのユニットケアなので、実質的には1人での介助となります。</p>



<p><br>「Aさんに負担の重いご利用者様をお願いして、嫌な顔をされたら嫌だな…」</p>



<p><br>そう考えた筆者は、本来なら2人介助を推奨しているご利用者様を1人で請け負い、介助を始めました。</p>



<p>自分のキャパシティを超えていることは薄々分かっていましたが、「自分が我慢すれば丸く収まる」と信じ込んでいたのです。</p>



<p><br>しかし、現実はそう甘くはありませんでした。</p>



<p><br>車いすからシャワーチェアへの移乗時に、ご利用者様の臀部（お尻）が座面の中央から横にずれて、体勢が崩れてしまいました。</p>



<p>うまく立て直せず、やむを得ずそのままの状態で入浴介助を続けますが、無理な姿勢が続いたことで、ご利用者様から「息が苦しい」と訴えがありました。</p>



<p><br>すぐにご利用者様のお身体を抱え直し、移乗の仕切り直しを行うと、体幹の傾きが改善されて呼吸が楽になったことが確認できました。</p>



<p><br>ところが今度は洗髪や洗体がスムーズにいかないことで、お湯に触れない時間が長くなり、「寒い」という声も上がってしまいます。<br><br><br>そして、やっとの思いで入浴を終え、シャワーチェアから車いすへ移乗する際に事件が起こりました。</p>



<p><br>床面が濡れており足元がふらついてしまい、危うくご利用者様と共に転倒するところだったのです。</p>



<p><br>筆者が新人のため、Aさんはこちらを気にかけていたのでしょう。</p>



<p>隣の浴室からその物音を聞いたAさんは、激怒して駆け寄ってきました。</p>



<p><br>「できないなら最初から言って！ 危ない！利用者さんに失礼でしょ！」</p>



<p><br>当時は、Aさんの厳しい言葉にひどく落ち込みましたが、自分の『過度な気遣い』が、「利用者様の日常を壊してしまいかねない、あり得ない行為」だったのだと身に染みて痛感したのです。</p>



<h2 class="wp-block-heading">孤立が生まれる心理：なぜ「ピリピリした上司や先輩」を怖いと感じるのか</h2>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="640" height="427" src="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2025/12/5722a255d786a14ef1456a0f9d017766.png" alt="" class="wp-image-11545" srcset="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2025/12/5722a255d786a14ef1456a0f9d017766.png 640w, https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2025/12/5722a255d786a14ef1456a0f9d017766-300x200.png 300w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p>なぜ、忙しそうな上司や気の強い先輩を前にすると、声をかけるのを躊躇してしまうのでしょうか。</p>



<h3 class="wp-block-heading">「自分で解決をしないと」という心理</h3>



<p>「これくらいは、新人でもできて当たり前と思われているはず」という焦りや、「聞いてしまったら無能だと思われる」というプレッシャーもあるでしょう。</p>



<p><br>こういった思いから、『自分で何とかしよう』としてしまうのです。</p>



<p><br></p>



<h3 class="wp-block-heading">「相手の不機嫌は自分のせい」という思い込み</h3>



<p>先輩職員がピリピリしているのは、あなたのせいではありません。</p>



<p><br>単に人手不足で余裕がないか、あるいはその先輩自身の性格の問題であることがほとんどです。</p>



<p><br>しかし、真面目な人ほど「自分が何か怒らせることをしたのかも」と過剰に反応し、萎縮してしまうのでしょう。</p>



<h2 class="wp-block-heading">【解決策】あえて自分から声をかける！「迷ったら即確認」が鉄則</h2>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="640" height="427" src="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2024/11/22284246_s.jpg" alt="" class="wp-image-10689" srcset="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2024/11/22284246_s.jpg 640w, https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2024/11/22284246_s-300x200.jpg 300w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p>このように、新人職員が周囲の空気感に圧倒されて、相談や報告をしないことで、孤立をしてしまうケースが多々あります。</p>



<p><br>孤立を防ぐ一つの方法は、勇気を持って『沈黙を破る』ことです。</p>



<p>不明点や判断に迷うことがあれば、その瞬間に声をかける習慣をつけましょう。</p>



<p><br>ただし、頭の中を整理して、要件をまとめてから伝えなければなりません。</p>



<p>忙しい職員にとって、「結局何が言いたいの？」と感じるような長い話は、大きなストレスになるためです。</p>



<p><br>声かけは「30秒以内」で伝えることを意識しましょう。</p>



<h3 class="wp-block-heading">結論から伝える！相手をイライラさせないテンプレート</h3>



<p>まずは結論から伝えて、その後に詳細や不明点を話すと、相手は即座に状況を理解できます。</p>



<p>要件を伝える際は、以下の要素を意識して構成しましょう。</p>



<p><br></p>



<ul class="wp-block-list">
<li><strong>【クッション言葉】相手の状況を気遣い、話を聞く体制を作ってもらう</strong></li>



<li><strong>【結論】今、自分は何をしてほしいのか（確認してほしい、助けてほしい等）を明確にする</strong></li>



<li><strong>【理由・詳細 or 不明点】一人で判断できない根拠や、現在の不明点を段階的に伝える</strong></li>
</ul>



<p>この3ステップを意識するだけで、声かけの質は劇的に変わります。</p>



<p><br></p>



<h4 class="wp-block-heading"><strong>具体例1</strong></h4>



<p><strong>「お取込み中のところ、申し訳ないです。（クッション）</strong></p>



<p><strong>〇〇さんの移乗を手伝っていただけますか。（結論）</strong></p>



<p><strong>以前、私1人で移乗介助をした際に足元がふらついたことがあり、転倒リスクが高い方だと判断しました。（理由・詳細）」</strong></p>



<p><br>このように、「なぜあなた（先輩職員）を呼んだのか」という正当な理由を添えれば、相手も介護のプロとして動かざるを得ません。</p>



<p><br>新人の時は分からないことや不明点が都度、発生するものです。</p>



<p>しかし、<strong>「どうすればいいですか」</strong>と丸投げにしてしまっては、「自分で考えていない」「職務を放棄している」と判断されてしまいかねません。</p>



<p><br></p>



<h4 class="wp-block-heading"><strong>具体例2</strong></h4>



<p><strong>「お忙しいところすみません（クッション）</strong></p>



<p><strong>△△さんの夜間の尿パッドについて相談させてください（結論）</strong></p>



<p><strong>昨日から夜間の尿漏れが発生しているとお聞きしました。</strong></p>



<p><strong>夜間は、尿パッドを今の170ccから吸水量の多いものへ変更でよろしいでしょうか。200cc以上が安全かなと思いますがいかがでしょう。</strong></p>



<p><strong>また、明け方は見守りをしながらトイレ誘導が可能なので、初回トイレ誘導時に100cc台に交換する認識で問題ないですか。（不明点）」</strong></p>



<p><br>このように具体的な解決策を考えてから確認すれば、適切なフィードバックを得られて、あなた自身の成長にも直結します。</p>



<h2 class="wp-block-heading">職場の「ピリピリ」や苦手な先輩に嫌な顔をされても気にしない割り切り術</h2>



<p>どれだけ丁寧に上司や先輩へ声をかけても、不機嫌な対応をされることはあります。</p>



<p><br>その時は、こう割り切りましょう。</p>



<p><br>「相手の機嫌をコントロールすることはできないが、自分のやるべき相談や報告は果たした」</p>



<p><br>あなたが声をかける目的は、上司や先輩と仲良くなることではなく、ご利用者様の生活を守ることです。</p>



<p><br>嫌な顔をされても、きちんと状況を伝えた時点で、業務上の責任は果たされています。</p>



<p>相手の感情の責任まで、あなたが背負う必要はないのです。</p>



<h2 class="wp-block-heading">自分から声を上げることで仕事はやりやすくなる</h2>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="640" height="427" src="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2024/05/4827409_s.jpg" alt="" class="wp-image-10406" srcset="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2024/05/4827409_s.jpg 640w, https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2024/05/4827409_s-300x200.jpg 300w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p>筆者が経験した入浴介助の失敗も、もし最初に、「1人で対応する自信がないので、フォローをお願いできますか」と、Aさんへ一言加えておけば、結果は違ったはずです。</p>



<p><br>自分から声を上げることは、弱さを見せることではありません。</p>



<p>責任を果たそうとする「誠実さ」の表れです。</p>



<p><br>新人の時こそ、積極的に不明点を周りに共有して、自分なりの考えを提示しましょう。</p>



<p>自分なりの考えをもっていれば、上司や先輩も「新人職員はここで困るんだな」「仕事を覚えようとしているんだな」と、好意的に受け取ってくれるはずです。</p>



<p><br>人となりを知ってもらえれば、自然と連携はスムーズになり、驚くほど働きやすくなるはずですよ。</p>



<p><br>※1 出典：公益財団法人 介護労働安定センター　令和６年度「介護労働実態調査」結果の概要について P4　 ３．中途採用者の前職等の状況 ― 直前の介護関係の仕事を辞めた理由は「職場の人間関係に問題があったため」が最も高い（２）直前の仕事を辞めた理由（P17～18）より引用</p>



<h2 class="wp-block-heading">用語解説</h2>



<ul class="wp-block-list">
<li>公益財団法人　介護労働安定センター…厚生労働省所管の公益法人のこと。介護労働に対する支援事業を実施している。</li>
</ul>



<ul class="wp-block-list">
<li>ユニットケア…在宅に近い居住環境で、ご利用者様1人ひとりの個性や、生活のリズムに沿ったケアを行うこと。ここでは個浴のケアが該当する。</li>
</ul>



<ul class="wp-block-list">
<li>シャワーチェア…入浴用のいすのこと。足腰が弱くなった高齢者や要介護者が、浴室で座ったまま安全、快適に体を洗えるように設計されたいす。</li>
</ul>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>【4コマ漫画】83-「春の小川」を歌ったら～新人介護職員物語～</title>
		<link>https://kaigo.clickjob.jp/column/harunoogawa/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[LifeOnes Web Content Writer_107]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 18 Mar 2026 06:41:56 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[介護あるある]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://kaigo.clickjob.jp/column/?p=11650</guid>

					<description><![CDATA[次回もお楽しみに！ ▼4コマ漫画一覧はこちら！ ▼次の「新人介護職員へ」はこちら！]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<figure class="wp-block-image aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2026/03/yonkoma83.jpg" alt=""/></figure>



<p>次回もお楽しみに！</p>



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]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>【介護福祉士が語る現場】vol.1 -夜勤での利用者様の観察ポイントと事故を起こさないための行動</title>
		<link>https://kaigo.clickjob.jp/column/kaigogenba1_yakin-kansantsupoint/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[LifeOnes Web Content Writer_107]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 18 Mar 2026 06:41:17 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[介護知識]]></category>
		<category><![CDATA[介護福祉士が語る現場]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://kaigo.clickjob.jp/column/?p=11624</guid>

					<description><![CDATA[介護施設での夜勤は人手が少なく、判断を誤ると事故につながる可能性もあります。 筆者は、介護福祉士として老人保健施設での勤務経験があり、夜勤業務も担当してきました。 こうした判断に迷い、不安を感じている介護職員の方も多いの…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>介護施設での夜勤は人手が少なく、判断を誤ると事故につながる可能性もあります。</p>



<p>筆者は、介護福祉士として老人保健施設での勤務経験があり、夜勤業務も担当してきました。</p>



<p><br></p>



<ul class="wp-block-list">
<li>『何を優先して利用者様の観察をすべきか』</li>



<li>『どこに注意すれば介護事故を防げるのか』</li>
</ul>



<p>こうした判断に迷い、不安を感じている介護職員の方も多いのではないでしょうか。</p>



<p>本記事では、特に、</p>



<p><br></p>



<ul class="wp-block-list">
<li>夜勤を一人で任されるようになった介護職員の方</li>



<li>介護経験が浅く夜勤業務に不安を感じる方</li>
</ul>



<p>に向けて、老人保健施設での夜勤の観察ポイントと、事故防止のための具体的な行動を、実際の体験からお伝えします。</p>



<p><br></p>



<h2 class="wp-block-heading">夜勤入りの時点で『基準』を作る</h2>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="640" height="427" src="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2026/03/3215f2da280692ce4043195c7d80a3ee.png" alt="" class="wp-image-11623" srcset="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2026/03/3215f2da280692ce4043195c7d80a3ee.png 640w, https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2026/03/3215f2da280692ce4043195c7d80a3ee-300x200.png 300w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p>筆者が夜勤中に最も意識していたのが、介護現場のフロアに入った時点での利用者様の状態を、『スタート地点』として記憶することです。</p>



<p><br></p>



<ul class="wp-block-list">
<li>表情は穏やかか</li>



<li>声の張りや大きさ</li>



<li>呼吸の様子</li>



<li>落ち着いて過ごされているか</li>
</ul>



<p>夜勤中は『今どうか』ではなく、『夜勤入りの時と比べて変化していないか』を判断基準としていました。</p>



<p><br>ある日のことです。</p>



<p>夜勤入りの際、バイタル値を確認すると正常範囲内で、表情も穏やかな利用者様がいらっしゃいました。</p>



<p>普段から元気な声を出される方で、この時点では「いつものご様子（基準）」と大きな差はないように見えました。</p>



<p><br>しかし、夜勤が始まり、2度目の巡視の際に、改めてご様子を確認すると、わずかな変化に気付きました。</p>



<p>少し痰が絡んだような咳き込みがあり、夜勤入り直後には聞こえなかった、かすかなゼーゼーという喘鳴が混じっていたのです。</p>



<p><br>『夜勤入り時の状態』という基準と比較したからこそ、この小さな異変（差）を確信することができました。</p>



<p><br>バイタル値やおむつ交換時の、尿量・尿性状に異常はありませんでした。</p>



<p>夜勤中から明け方にかけて喘鳴音に大きな変化はなく、呼吸も一定のリズムで、寝静まっておられるように見えましたが、「いつもと違う」と感じた筆者は、2時間に1度、ご様子を介護記録に書くことにしました。</p>



<p><br>そして、経管栄養の対応で来た看護師に、念のため事情を説明して、『基準からの変化』を共有し、呼吸系の医療準備をしてもらったのです。</p>



<p><br>結果、筆者の夜勤中に急変は起きませんでしたが、翌日の日勤帯に、ゼーゼーの後にヒューヒューといった呼吸音も混じるようになり、状態悪化につながったと聞きました。</p>



<p>しかし、事前に医療準備が整っていたため迅速な対応ができ、ご家族様への説明もスムーズに行えたとのことです。</p>



<p><br>この経験から、介護職員として、『夜勤入り時の状態を基準に、変化を見る』重要性を再認識しました。</p>



<h2 class="wp-block-heading">【22時〜24時】 環境変化で不安になる利用者様への対応</h2>



<p>介護施設では消灯後、フロアが一気に静かになり照明も暗くなります。</p>



<p>この環境の変化で、不安を感じて落ち着かなくなる利用者様もいらっしゃいます。</p>



<p><br>ご入居して2日目の方が、1晩で30回以上トイレへ向かわれました。</p>



<p>その方は背中が曲がった状態でしたが、立位歩行に問題はありませんでした。</p>



<p>険しい表情で、介護職員の見守りにも「ついてくるな」とお怒りの様子です。</p>



<p><br>筆者は遠くから見守り、「何か問題があれば声をかけてくださいね」とお伝えし、都度、対応をしていました。</p>



<p>お怒りを受けたとしても、「いつもと状況が変わり、お辛いですよね」と寄り添い、穏やかにお気持ちに寄り添った対応を心がけました。</p>



<p><br>1週間もすると環境に慣れ、夜勤の時間帯に頻繁に起きてトイレに向かわれることはなくなったのです。</p>



<p>表情も柔らかく「あっ、付いてこんでもいいで」と口調も和らぎ、睡眠もしっかり取られるようになりました。</p>



<p><br>30回以上トイレへ向かうことがあっても、そこには理由があります。</p>



<p><br></p>



<ul class="wp-block-list">
<li>緊張から落ち着きがなく尿意を感じやすい</li>



<li>その場でじっとしていられない</li>
</ul>



<p>など様々です。</p>



<p>お気持ちに立って不安に寄り添うことで、不穏を和らげることができる。</p>



<p>そこが介護のプロフェッショナルとしての技術だと学びました。</p>



<h2 class="wp-block-heading">夜勤での音と動きへの注意</h2>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="640" height="427" src="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2026/03/8680414ff3d1b69ccf924479399afac7.jpg" alt="" class="wp-image-11642" srcset="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2026/03/8680414ff3d1b69ccf924479399afac7.jpg 640w, https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2026/03/8680414ff3d1b69ccf924479399afac7-300x200.jpg 300w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p>22時〜24時の夜勤の時間帯、筆者は物音にも注意していました。</p>



<p>例えば、利用者様が以下のような動きをされていないかを確認します。</p>



<p><br></p>



<ul class="wp-block-list">
<li>ふとんの『ガサッ』という音から、上体を起こされていないか</li>



<li>布団の音が続くことで、起き上がられる回数が増えていないか</li>



<li>『ギシッ』という音がした際、ベッド柵を掴もうとされていないか</li>



<li>周囲を見回す様子から、「そろそろ動こう」とされていないか</li>
</ul>



<p>などです。</p>



<p><br>こうした物音に気づいた際に、居室へ訪室を増やすことで、事故防止の確率を上げることができます。</p>



<p>また、介護現場での居室環境の確認も欠かせません。</p>



<p><br></p>



<ul class="wp-block-list">
<li>床に物が落ちていないか</li>



<li>歩行器を使用される利用者様であれば、ベッドから立ち上がった際に歩行器が掴める位置に置いてあるか</li>



<li>夜間照明が真っ暗になっていないか</li>
</ul>



<p>利用者様によっては、車いすをベッド近くに置いておくと、つまずいた先で車いすに当たり大けがをする可能性もあります。</p>



<p>睡眠薬・睡眠導入剤を服用されている方は、日中の立位・歩行動作にさほど問題なくてもふらつきやすく、転倒リスクは高くなります。</p>



<p><br>このような介護事故防止のための視点は特に気を配りましょう。</p>



<h2 class="wp-block-heading">【24時〜4時】夜勤の深夜帯『寝ている＝安全』ではない</h2>



<p>24時〜4時の夜勤の時間帯は、入眠されている利用者様が多いため、巡視に主な比重を割きます。</p>



<p><br>2時間おきに安否確認と転倒や不穏が起きていないかを見守ります。</p>



<p>発熱や体調が優れない利用者様の場合は、1時間おきに巡視をします。</p>



<p><br>巡視の最重要事項は、安否確認です。</p>



<p>利用者様は、ベッド上で横になっている間に、急変を起こされることもあります。</p>



<p>ベッド上で急変が起きた場合、誰にも気づかれないまま、事態が悪化してしまう恐れもあるのです。</p>



<p><br>介護職員として巡視のたびに『呼吸をされているか』をしっかり確認することは大切です。</p>



<p><br>眠っている利用者様を起こしてしまうと睡眠障害の要因となるので、筆者は、かけ布団の上下の動きを見るようにしていました。<br>呼吸が荒い場合や弱々しい場合は、かけ布団が呼吸のリズムで動きません。</p>



<p><br>居室の温度と湿度の確認も忘れがちですが、重要です。</p>



<p>高齢の利用者様は、暑さや寒さを感じにくいこともあり、また、ご病気によって体温調整がしづらい方もいらっしゃいます。</p>



<p>脱水や熱中症を防ぐためにも、介護職員として気を付けるべきポイントです。</p>



<p><br>『寝ている=安全』ではありません。</p>



<p>夜勤時こそ、観察が必要なのです。</p>



<h2 class="wp-block-heading">【4時〜7時】夜勤の早朝帯『複数名が同時に起きられた時』の優先順位</h2>



<p>朝方は、一気に利用者様が起きられる日があります。</p>



<p>トイレ、身支度、「そろそろ起きなきゃ」というお気持ちからです。</p>



<p>非常に介護事故が起きやすい時間帯です。</p>



<p><br>筆者は、1人で利用者様を20名見る環境でした。</p>



<p>全ての利用者様を同時に見るのは不可能。そこで、優先度の高い方から順にケアを行っていました。</p>



<p><br>ある朝のことです。</p>



<p>立位が不安定なA様とB様がいらっしゃいました。</p>



<p><br>A様はベッド上に翌朝の衣類を準備しておくのが習慣でした。</p>



<p>起床後はベッド上にて更衣されます。</p>



<p>B様はまず起床後、居室トイレにて排せつへ向かわれます。</p>



<p><br>この場合、私はB様を第一優先として介助を行いました。</p>



<p>立ち上がりからトイレ移動、便座への座位までを介助し、A様の元へ向かいます。</p>



<p><br>A様が更衣を難しそうにされていれば、更衣の補助を行い、その後、整容のため洗面台の方へご誘導します。</p>



<p>整容をされている間にB様の元へ。</p>



<p>B様の排せつ後、ケアを行うといった流れで対応をしていました。</p>



<p><br>介護職員として重要なのは、利用者様1人1人の介護事故リスクを把握すること。</p>



<p>そして、介護事故が同時に起きそうな場合、介助の優先度を比べ、高優先度の方からケアしていくことです。</p>



<h2 class="wp-block-heading">介護事故を防ぐために意識していた行動</h2>



<figure class="wp-block-image aligncenter size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="640" height="427" src="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2026/03/5d42a1b49bedc9d3e2350761a479b0b1.jpg" alt="" class="wp-image-11622" srcset="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2026/03/5d42a1b49bedc9d3e2350761a479b0b1.jpg 640w, https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2026/03/5d42a1b49bedc9d3e2350761a479b0b1-300x200.jpg 300w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>



<p>夜勤中、筆者が意識していたポイントは以下です。</p>



<p><br></p>



<ul class="wp-block-list">
<li>夜勤開始時の利用者様の状態を基準に、変化を見る</li>



<li>不穏があれば、落ち着くまで寄り添う</li>



<li>時間帯ごとに起こりやすい介護リスクを予測しておく</li>



<li>全ての利用者様を一度に見れない時は、高優先度の方からケアをする</li>
</ul>



<p>利用者様の変化を見る視点を持つだけでも、夜勤中の判断は大きく変わります。</p>



<p><br>夜勤に不安を感じている方にとって、本記事が少しでも参考になれば幸いです。</p>



<h2 class="wp-block-heading">用語解説</h2>



<ul class="wp-block-list">
<li>バイタルサイン…生命兆候のこと。脈拍・呼吸・体温・血圧・意識レベルの5つが基本。5つのそれぞれの値を見て正常か異常かを判断する。</li>



<li>喘鳴(ぜんめい)…呼吸をするときに、ヒューヒュー、ゼーゼーなどと音がすること。</li>



<li>尿性状(にょうせいじょう)…尿の状態のこと。 色によって正常か臓器のどこに異常があるかの手がかりを探る。</li>



<li>経管栄養(けいかんえいよう)…自分の口から食事を取れなくなった人に対し、鼻あるいは口から胃まで挿入されたチューブや、胃瘻（いろう：胃から皮膚までを専用のチューブで繋げる）を通じて、栄養剤を胃まで送る方法。</li>



<li>不穏(ふおん)…不安げで落ち着きがなく、興奮する状態。</li>



<li>上体(じょうたい)…身体の腰から上部。上半身。</li>



<li>居室(きょしつ)…継続して居住する部屋。</li>



<li>訪室(ほうしつ)…利用者様の部屋を定期的に訪問し、体調や安全を確認すること。</li>



<li>急変(きゅうへん)…病状が急激に悪化すること。</li>



<li>介護事故(かいごじこ)…介護施設において、または、介護サービス提供中に起きた事故のこと。転倒・転落・誤飲・むせこみなど。</li>
</ul>
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		<title>【4コマ漫画】82-現場は今日もマスク日和～新人介護職員物語～</title>
		<link>https://kaigo.clickjob.jp/column/mask-biyori/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[LifeOnes Web Content Writer_107]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 13 Feb 2026 02:55:54 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[介護あるある]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://kaigo.clickjob.jp/column/?p=11613</guid>

					<description><![CDATA[次回もお楽しみに！ ▼4コマ漫画一覧はこちら！ ▼次の「新人介護職員へ」はこちら！]]></description>
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<figure class="wp-block-image aligncenter size-large"><img decoding="async" src="https://kaigo.clickjob.jp/column/wp-content/uploads/2026/01/yonkoma82.png" alt=""/></figure>



<p>次回もお楽しみに！</p>



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