ウェルニッケ失語(うぇるにっけしつご)

ウェルニッケ失語(うぇるにっけしつご)

 

ウェルニッケ失語とは、発話は流暢であるにも関わらず、言い間違いが目立ち、発話量のわりに情報量が少なく空虚な内容であったり、内容が支離滅裂であったりする場合が多く、聴いて理解すること、真似して復唱することが困難な失語症を指し、中核症状は聴覚的理解の障害です。


これは、側頭葉の上側頭回・後部に位置するウェルニッケ領域を含む場所の損傷によって生じ、脳血管障害や、脳外傷、アルツハイマーなどの変形疾患、脳腫瘍などが原因となります。ウェルニッケ失語の方と会話をする際には、いちいち間違いを指摘することなくスムーズな会話を続けることでコミュニケーションに対する意欲を妨げないよう注意が必要です。ジェスチャーなどの非言語的なコミュニケーションを用いることも効果的です。

 

ケアラビNEWSのトップに戻る

 

介護業界用語録トップに戻る

 

介護業界用語録ア行のトップに戻る